私が住んでいる地域はバンコクの中でも比較的日本人が少ないと言われている地域です。せっかくなので、現地の人たちともっと交流したいと思っていました。きっかけは様々ですが、派遣期間の中で出会った現地の人たちを紹介します!
私は長年テニスをやってきました。タイに来たらぜひ地元の人とテニスができたらいいなと思っていました。学校の近くにテニスコートを見つけたので、一緒にできる人がいないかと休みの日や平日の夕方にコートに行ってみましたが、いつもガラガラです。生徒に「体育の先生でテニスをする人がいないか聞いてみて」と頼みましたが、「せんせい、タイでテニスは人気がないです。」と言われる始末。
ところがある日、3人のファミリーがテニスをしていたので、思い切って声をかけてみました。はじめは「時間がないから、今度ね」と言われたのですが、そのあと、家族で相談したのか「一緒にやろう」と言ってくれ、更に1時間延長して付き合ってくれたのです。やっとこの土地でテニス仲間を見つけることができ、本当に嬉しかったです。その後もときどき一緒にテニスを楽しんでいます。スポーツは言葉が話せなくても一緒に楽しめるので、テニスをやっていて本当によかったと思いました。
テニスを愛するファミリーと
私が派遣先校から帰宅している途中、ウォーキングしている男性が、私とすれ違うと「せんせい、こんにちは」と挨拶してくれました。どうして私が先生だと知っているのかと聞いたら、毎日学校から出て来るから、と言われました。その方の娘さんは日本に留学していたことがあり、日本語がわかるそうです。「おげんきですか」「じゃ、また」娘さんから教わったようで、新しい日本語を覚えては話してくれます。今では、娘さんにも会って話したり、その方からタイ語を教わるという交流が続いています。
道で出会った父娘
たまに行くカフェの店員さんにタイ語で話しかけると「は?わからない!」と言われ、発音を直されます。「昔は英語を教えていたけど、今はバリスタだよ~」と明るい店員さんです。
道で出会った父娘
嬉しいことにどの方も「日本が好き!」「日本の文化が好き!」と言ってくれます。帰国まで、1人でも多くの地域の方と交流していきたいと思っています。