デンパサールのkesiman(クシマン)という地域で「Mepeed」というバリヒンドゥーのお祭りがあり、とても素晴らしい光景を目にすることができました。
先頭が見えないほどの大行列
頭にお供え物をのせ、約400人の女性たちが列を成して歩いているのです。
これまでポストカードなどでしか見たことがなかった光景が目の前にあり、現実を忘れるほどの感動でした。
Mepeedは地域のお墓にお供え物を持って行くお祭りです。
お墓に到着すると、敷地内にあるお寺でお祈り。大切なお祭りの時は白い民族衣装を着るのが決まりです。
大勢の方がお祈りをする姿は、本当に美しく感じます。
ひしめき合うようにお祈りをする皆さん
バリの「お墓」は、日本のように墓石などはなく、林のような場所に広々とした所があるだけ。バリヒンドゥーでは、ご遺体は火葬し、骨や灰は海に流すそうで、この広々とした場所で火葬をするのです。
隣は普通に車やバイクが行き交う道。私も偶然、火葬されている時に通りかかったことがあるのですが、日本ではまず見られないだろう光景でした……。
火葬場所。手前は一般歩道
そんな大切な場所でのお祭りは、男性が奏でるガムラン、女性たちの舞、そしてたくさんの屋台が出ていたりと、とてもにぎやかで楽しく、信仰深さも感じられるものでした。
派遣終了が間近に迫っている私にとっては、参加させていただく最後のバリヒンドゥーのお祭り。
異教徒の私をいつも笑顔で受け入れてくださるバリの皆さん。バリでしかできない体験、見られない景色をたくさん見せていただき、本当にありがとうございました。
この経験は、一生忘れられないと思います。
お祭りの後、屋台でバリ名物バビグリンやサテ、クレポンなど、たくさんのグルメも堪能しました。
どんなグルメか気になる方は、是非検索してみてください!
中でもドリアン!!
道端で売られているドリアン
最近、よく道端でも売っているのを見かけます。ずっと食べたいと思っていたのですが、ようやく念願が叶いました。
そのお味は、びっっっっっっくりするほど美味しい!!!甘くてクリーミーであの独特のにおいもあまりなく、本当に感動的な美味しさでした。
今は派遣先校での活動も終わり、私の寄稿もこれが最後です。
バリで夢のような体験をたくさんさせていただき、たくさんの学びがありました。
これからも、この日本語パートナーズ派遣事業が続くことを、心より願っています。
ありがとうございました。