こんにちは。インドネシア 東ジャワに派遣されていた竹谷祥子です。
文化紹介として、念願の「消しゴムはんこ」をやりました。
まず私がデモンストレーションをし、それをCP先生(現地の日本語の先生)が通訳します。生徒たちが私の机をぐるりと囲み、興味津々、覗き込みます。
「では始めてください!」
私が特に「自由でいいな〜」思ったのは、生徒たちの彫り方ポジション。 もちろん普通に自分の席で彫る人もいますが、床に座って彫る人、立って彫る人……。 みんな自分の世界に入って没頭しています。
座って彫る人(CP先生も真剣に彫っています)
立って彫る人
机の間に埋まって彫る人
日本から道具も持っていきましたが、私が去ってもぜひ作ってほしい、という気持ちも込め、消しゴムもカッターも現地調達したものでやってもらいました。
彫っている時間は静かですが、さぁいよいよ押してみようとなると、今度は一転、大騒ぎです。お互いの腕に押し合ったり、ステッカーにして交換したり。消しゴムはんこを初めてやった生徒がほとんどで、それもあってか、深々と頭を下げたくなるほど驚喜してくれました。喜んでくれることほど、人を幸せにすることはないと感じ、泣きそうになりました。
腕にスタンプ
私にはCP先生が6人いますが、先生方も、回を重ねるにつれ、すっかり「消しゴムはんこインストラクター」になっていき、私がやることはほとんどなくなりました(笑)。
最終的に、派遣校2校でおよそ20回、他校で4回、実施することができました。
嬉しかったのは、私の帰国後、CP先生ご自身が消しゴムはんこワークショップを開いてくださったこと。私が実施できなかったクラスから要望があって、それに応えて開催したそうです。
そんな先生方に、私は謹んでグループ名をつけさせていただきました。
インドネシアにイスラム教を広めた聖人Walisongo (9人の聖人) に敬意を表し、「消しゴムはんこWalienam」(6人の消しゴムはんこ伝道師)と。
先生方はこのグループ名をとても気に入ってくださいました。
これからも、先生方を通して、「消しゴムはんこ」が広まっていきますように……。