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疑問を持つことは知ることの第一歩

現在、台湾の台南に派遣されている阪口洋子です。
台南は、日本で例えると京都のような街です。
街を歩けば、多くのお寺や日本統治時代の建物を目にすることができます。また台湾で最も早く開発が進んだ街で、オランダ統治時代や鄭氏政権時代の古跡も見ることができます。

街を歩いている時に見つけた綺麗なお寺

昔の雰囲気を残しながら発展している街を散策するのは楽しく、休日はよく街を歩いています。
街を歩いている中で、強く興味を惹かれたものがあります。それはお寺のお祭りです。台南では、お祭りが多い時期になると、演奏隊や守護神、神輿などが隊列を組み、街を歩いているところを至る所で見かけることができます。
台湾のお寺で行われているお祭りの熱気はとても凄く、圧倒されます。

爆竹の上を歩くタンキー(シャーマン)

台湾のお祭りは、日本のお祭りと雰囲気が異なるため、「どうして台湾のお祭りは、こんなに爆竹を使うのだろう」など、たくさんの疑問が湧いてきます。疑問に思ったことをインターネットや図書館で調べ、知識を入れたうえでお祭りを見に行くと、より一層お祭りを楽しむことができ、魅了されました。
私から見た台湾のお祭りは、格好良くて刺激的で見飽きることがありません。派遣期間が終了しても、各地のお祭りを追っていきたいです。

台南市立図書館

私が台湾のお祭りを実際に見て興味がわいたり疑問を持ったりしたように、派遣先校の生徒や先生にも日本文化を体験してもらい、自分の中に生まれた疑問を考えてもらいたいと思っています。そして、その気づきを大切にした授業が行えるよう私自身も意識して活動するようにしています。

派遣先の学校で五段ひな人形を展示

実物のひな人形を見た生徒や先生たちは、写真だけでは見えなかった細かい部分に興味を示し、たくさん質問をしてきてくれました。
生徒や先生、私も含め、皆異なる部分に注目し、さまざまな角度からひな祭りやひな人形について深く知ることができました。

最後に、私自身が台湾のお祭りに興味を持ち、お祭りを好きになったように、現地の人たちも日本や自分たちの文化(自分のルーツ、育った町の習慣など)に対して興味を持ち、好きになってくれていると嬉しいです。

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