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JLPT(日本語能力試験)対策勉強会

バンコクの中高一貫校ワット・ラチャオロット校に派遣中の伊藤博です。
タイでは、日本のアニメ・漫画・J-POP等に関心を持ち、日本語の勉強を始める生徒が多くいます。また、具体的な目標を持ちながら真剣に勉強している生徒も少なくありません。着任早々、流暢な日本語で私に話しかけてきた高校1年生の生徒から「JLPT(日本語能力試験)の『N3』(日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができるレベル)の合格を目指している」と聞きました。私は彼に合格して欲しいと思い、勉強していて分からないことがあったらいつでも質問するよう告げました。彼以外にも「N4」(基本的な日本語を理解することができるレベル)や「N5」(基本的な日本語をある程度理解することができるレベル)の勉強をしている生徒がいることを知り、 現地の日本語の先生(CP先生)と相談のうえ、放課後に「JLPT対策勉強会」を行うこととしました。

勉強会開始前の決意「絶対合格するぞ」

早速私が参加者募集のポスターを廊下に掲示しようとしたところ、CP先生は「スキャンしたポスターのデータを教師と生徒のグループLINEで送れば大丈夫」とおっしゃいました。実は、授業中にも積極的にLINEが活用されています。大半の生徒がノートを持たず、教師が送ったデータをスマホで見て教科書にポイントを書き込んだり、タブレット端末にデータをコピーし、タッチペンで追記したりしながら授業を受けています。日本以上にペーパーレス化が進んでいるように感じます。

放課後の夕方4時30分から始まる勉強会に何人の生徒が集まるか、ドキドキでしたが、高1から高3までの日本語学習者121名のうち、参加希望者はN3クラス4名、N4クラス19名、N5クラス31名と予想を大きく上回り、私は彼らの意識の高さに感動しました。勉強会は、クラス別に毎週火・水・木に実施しています。今年12月に行われる試験に生徒全員が合格できるよう、CP先生と力を合わせてサポートしていきたいと思います。

勉強会の様子
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