最新情報はこちら 最新情報はこちら

「サワディーカップ」=「おはよう」+「こんにちは」+「こんばんは」

バンコクにある中高一貫校のワット・ラチャオロット校に派遣されていた伊藤博です。

朝礼で「Japanese it fun」と銘打ったミニイベントを行い、全校生3,000人に日本の挨拶を説明しました。
派遣先校の日本語履修者は全体の1割以下です。普段、日本語を勉強していない大半の生徒たちは、毎朝登校時に校門の前で「おはよう」と声をかけても、「おはよう」ではなく、「ありがとう」・「こんにちは」などと挨拶してきます。そこで、「日本の挨拶を朝礼でPRしたい」と提案。成績優秀な高校1年生から通訳の手助けを受け、イベントが実現しました。

私が「タイでは一日中、『サワディーカップ』と挨拶しますが、日本では、朝・昼・夜、違う挨拶をします」と説明した後、「コケコッコー」の鳴き声と共に、鶏の絵を持った生徒が登場。「朝の挨拶は何でしょう」と質問すると、「Ohayou」の文字カードを持った生徒が「おはよう」と挨拶。続いて、蝉の鳴き声が流れる中、蝉の絵を持った生徒が登場し「昼の挨拶は何でしょう」と質問すると、「Konnichiwa」の文字カードを持った生徒が「こんにちは」と挨拶。最後に、犬の遠吠えが流れる中、犬の絵を持った生徒が登場し「夜の挨拶は何でしょう」と質問すると、「Kon ban wa」の文字カードを持った生徒が「こんばんは」と挨拶。私が3,000人の聴衆にマイクを向けると、大きな声で挨拶が返ってきます。

3枚の大きな絵は生徒たちが毎日放課後に少しずつ描いてくれた力作です。この絵は私の宝物で、帰国後、自宅に展示しています。

事前に何度も練習したM4(日本でいう高校1年生)の生徒たちは、シナリオ通りの熱演。ミニイベントは大成功でした。朝礼の後、多くの生徒から「おはようございます」と挨拶された時は、とても嬉しかったです。その後、昼食時には、いつもより多くの生徒が「こんにちは」と挨拶してくれて、私は、一日中、ご機嫌でした。
生徒たちと一緒に放課後遅くまで絵を描いたり練習したり……。とても良い思い出になりました。

ステージ上で日本の挨拶を説明

開演前に、「頑張るぞぉ!」

放課後に絵を作成

絵が完成

帰国後、宝物の絵を自宅に展示
Writer
タイ バンコク
伊藤 博さん

この人の書いた他の記事

タイの記事

よく読まれている記事

PAGE TOP