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日本語パートナーズ短期派遣-ベトナム短期(8期)活動報告-

日本語パートナーズ短期派遣事業は、派遣先ごとに異なるニーズに対応するため、地域・対象者等を限定したうえで募集を行っており、派遣先とつながりのある地域等の協力を得て実施しています。

今回のベトナム短期(8期)では、札幌市の(公財)札幌国際プラザと連携し、同団体でのボランティア活動経験を持つ者を含めた8名1グループを派遣し、ハノイ市・ハロン市の高等教育機関等で日本語を学ぶ学生たちとの交流を深めました。

日本語パートナーズベトナム短期(8期)
石川美代子、岡崎章子、小田綾恵、篠原崇子、高田静枝、西村愛、平木咲衣、矢野健

みなさん、シン チャオ!(ベトナム語で「こんにちは」)
私たちは、2023年7月8日から7月17日までの10日間、日本語パートナーズ(以下、NP)ベトナム短期8期としてベトナムで活動しました。メンバーは、北海道札幌市の札幌国際プラザでボランティア活動経験のある6名と長期NP経験者2名で構成されています。ベトナムでは、首都ハノイや世界遺産ハロン湾が有名なクアンニン省にある合計3つの大学と、国際交流基金ベトナム日本文化交流センターで活動を行いました。

ベトナムに到着!

各派遣先校での活動の様子

私たちの主な活動は、日本文化紹介です。それぞれのNPの強みを活かし、さまざまな日本文化紹介を行いました。例えば、折紙、アイヌ文様の切り絵、書道、生け花、玉すだれ、浴衣の着付け、よさこいソーランなどです。また、札幌市在住のメンバーが多い私たちならではの活動として、札幌市の紹介や、北海道で人気があるコンビニ(セイコーマート)の紹介を行いました。どの活動も、学生が笑顔で積極的に参加してくれました。大学で日本語を学ぶ学生の中には、浴衣の着付け経験者もいて、私たちNPよりもスムーズに着付けしている場面もありました。
  派遣先校によっては、日本語は学習していないけれど日本文化が好きで参加してくれた学生、日本語学習を始めたばかりの学生等、多様な背景の学生がいました。すべての学生が活動に参加できるよう、相手に伝わる「やさしい日本語」で会話をしたり、ジェスチャーを使い視覚的に伝えたりとどうしたらよりわかりやすく伝わるか想像しながら活動を行いました。

着付けに夢中

自分の作品を持ってパシャリ

活動で工夫したこと、苦労したこと、印象に残ったこと、気づきがあったこと

工夫したことは、私たちが日本文化を紹介して終わりではなく、学生と対話する時間を設けたことです。例えば、札幌市の紹介のあと、地域のおすすめの食べ物を紹介してもらったり、好きなものを紹介してもらったりしました。対話の時間を設けたことで、お互いに知り合うきっかけになりましたし、学生が日本語を話す、聴く機会にもなったと思います。
また、私たちNPは、ベトナム派遣前の研修で初めて会うメンバーが多かったため、メンバー同士で意見交換する時間がほとんどないまま現地での活動がスタートし、不安もありました。しかし、移動中や滞在先で意見交換しながら準備を進めたことで、ベトナムの方々との交流だけではなく、多様な背景を持つNP間でも「多文化」交流ができたと思います。

おすすめのものについてディスカッション

この活動を今後どのように活かしていきたいか

派遣期間中のやさしい日本語の使用を通して、「相手にわかりやすく伝えるにはどうしたらいいか」をあらためて考えることができました。ベトナムでの経験を活かし、今後も増加するであろう外国人観光客や生活者としての「外国人」に寄り添った交流を続けていきたいです。
私たちNPは、出身や年齢、所属等さまざまです。それぞれのNPがベトナムで自分の目で見たこと、肌で感じたことをそれぞれのフィールドで発信していくことで、多様な「ベトナム」を多くの人に知ってもらえるのではないかと思います。また、ベトナムで出会い、今もSNS等で繋がっているベトナムの方々にも多様な「日本」を発信していきたいです。

ベトナムの醍醐味

ベトナムの醍醐味は「人の温かさ」だと思います。ベトナム人はとてもフレンドリーで、学生たちはたくさん話しかけてくれました。お昼休みにはランチに誘ってくれたり、活動の後には学校の食堂や近くのお店に連れて行ってくれたり、みんな優しい人ばかりでした。そして、紹介してくれる料理はどれもとっても美味しかったです!!

学生おすすめのお店でランチ
Writer
ベトナム ハノイ市・ハロン市
日本語パートナーズ ベトナム短期(8期)さん

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