こんにちは。タイ・ノーンブアランプー県に派遣中の古川里美です。
今回は文化紹介についてお話します。
私が派遣されている学校では、主にM6(高校3年生)の専攻クラスと、日本語クラブで文化紹介を行っています。M6では、できる限り日本語で説明を行い、生徒が理解しているか適宜確認しながら行っています。理解するのが難しい場合は、CP先生(現地の日本語の先生)がタイ語で説明をしたり、生徒がしっかり理解しているかタイ語で確認をします。
日本語クラブでは、日本語を学んでいない生徒も参加するため、簡単な日本語で説明した後にCP先生がタイ語で説明をしてくれます。日本に興味を持ってもらうことが目的で、文化紹介の内容もM6と異なります。
M6に対する文化紹介と日本語クラブで行う文化紹介、それぞれどんな文化紹介ができるのか?どんな活動ができるのか?を考え、CP先生と相談をします。文化紹介する内容が決まったら、今度は伝える内容・方法を考えます。パワーポイントを作成し、CP先生に見てもらい、生徒が理解できる内容か?わかりにくい表現がないか?等を確認してもらいます。
そして、必要な物品を準備して文化紹介を行います。
8月に「折り鶴」について文化紹介を行いました。折り紙で鶴を折ることだけが目的ではなく、何故鶴を折るのか?どんな意味が込められているのか?千羽鶴って何?等意味を理解してもらうことにも重点を置いてパワーポイントを作成しました。鶴を折って時間が余った生徒はどうしよう?他の物を作る?等考えていましたが、CP先生に相談したところ「千羽鶴のようにできないか?」と意見をもらい、鶴を何羽か作ってモールでつなげて千羽鶴のようにすることにしました。私一人では考えつかなかったので、相談していくことの重要性を再認識しました。
生徒はかなり苦戦していましたが、一生懸命鶴を折り、千羽鶴のようにできた生徒もいました。
「先生が健康でいられますように」とGoogle翻訳を使って伝えてくれる生徒もおり、生徒のやさしさにも触れることができました。