こんにちは、タイのトラート県のサトリープラサートシン校で活動中の関戸 成文です。
派遣先校の一日を紹介します。
学校の周囲に公共交通機関がないため、生徒は、親の車等での送迎、チャーターされたバス、オートバイ(普通自動二輪車)または徒歩で通学をします。学校まで1時間以上掛かかる生徒もいます。
7時過ぎに登校する生徒もいます。学校に着いてから朝食を食べる生徒も多いことから、学食も7時から営業しています。
校門では、先生方が挨拶をしながら、生徒の登校を見守ります。
7時から営業する学食
生徒の登校を見守る先生
朝礼は毎日行われます。晴れた日は屋根付きのホールとホール廻りの路上から、雨の日は廊下または教室から参加します。
路上も使って朝礼
国歌斉唱と供に国旗掲揚、読経、黙想、そして、「仏教徒の守るべき五戒」を斉唱します。その後、生徒は座って先生からの話や連絡事項を聞きます。
読経と「仏教徒の守るべき五戒」の斉唱を行うところ、敬虔な仏教徒の国であることを強く感じます。ちなみに、「五戒」は、1.動物を殺めてはいけない(不殺生)、2.泥棒になってはいけない(不楡盗)、3.結婚した人を愛してはいけない(不邪淫)、4.嘘をついてはいけない(不妄語)、5.お酒を飲んではいけない(不飲酒)です。
そして、ホームルームの後、授業が始まります。
一日は9時限までです
空いた時間は運動です
一日、9時限まであります。各時限間の休み時間と昼休みがなく、すべての時限が繋がっていますが、みっちりと授業が詰まっているわけでなく、空いている時限に、運動したり、昼寝をしたり、テレビを見たり、また、昼食を取ったりします。
時限間の休み時間がないので、時間ぴったりに授業が始まることはまずありません。教室の移動、前の授業が食い込む、トイレに行くなどで20分も遅れることがあります。
当初は、この違いに戸惑う日本人でしたが、このペースにもすっかり馴染み、常に微笑んでいます。
馴染んだ学校生活も、あと3か月です。生徒たちと先生たちとの時間を大切に過ごしていきます。