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ハイバーチュン高校で日本の戦国時代を再現!?

Xin Chào(こんにちは)、ベトナム中部フエに派遣されている浜桐陽子です。
私が派遣されているハイバーチュン高校は、1917年に設立され、ベトナム戦争前までは女性としてのたしなみ、知性と教養を教える女子高でした。ベトナム最後の王朝、グエン朝があった王宮の街フエならではの女子教育の場だったのでしょうか。現在は共学で、クラシカルなピンクの建物はとても落ち着いた雰囲気の素敵な学び舎です。

そんな穏やかなハイバーチュン高校の教室で、領土を奪い合う勢力争いが勃発!「日本は平和な国だと思いますか?」という私の問いかけに、「たぶん……」という反応の生徒たち。日本にも領土を奪いあう戦国時代があったんです。生徒は「えっ、そうなの?」という反応。では、戦国時代の勢力争いを再現してみましょう。天下統一を果たした名将、織田信長&豊臣秀吉&徳川家康チームに分かれて戦います。戦う方法は……五目並べ。いざ出陣!!

お互いの戦略がぶつかる真剣な戦い

私も参戦してみたものの、生徒たちの戦略により、なんと全敗!

五目並べの戦いに勝つたびに、日本地図上で領土を取っていきます。負けると自分の領土が奪われてしまう激戦地も。名付けて、「ハイバーチュンの戦い!」結果は……徳川チームの圧勝で戦国時代は終わりとなり、日本の歴史は変わらなかったのです。

いかに自分のチームの領土を広げていくか思案中

フエの街は、私が日本で住んでいる街にすこし似ています。静かで、大きな川があって、アーチ型が特徴の橋があって……ということで、他のクラスでは「箸で橋作り」に挑戦してもらいました。箸を組み合わせるだけで、いかに高く・強固で・きれいな橋ができるかチームで競いました。まず導入として高低アクセントが微妙に違う同音異義語「雨&飴」「虹&2時」「切る&着る」を紹介したところ、生徒はほぼ完ぺきに聞き分けていてビックリ。さすが音の高低で言葉の意味が変わる声調を6つも使い分ける言語を使っているベトナム人です。

ダ・ヴィンチが考案した摩擦力を利用した橋を建造中

少人数のクラスでは、思いがけずベトナム文化も教えてもらいました。フエ発祥の「塩コーヒー」を生徒が作ってくれました。クリームの甘さと、塩のしょっぱさと、コーヒーの苦みが調和してngon(美味しい)!

塩コーヒータイム! 落ち着く~
Writer
ベトナム フエ
浜桐 陽子さん

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