Xin chào moi người(みなさんこんにちは)ベトナムのハイフォンに派遣されている黒木千香です。
文化紹介は何をすればいいのか……。私にはできるのか。
これは派遣前に私自身が一番心配に思っていたことだ。正直未知のことだったので、何を準備したら良いのかも分からずに派遣前は過ごしていた。
しかし今は分かる。自分自身が好きなことや、楽しく取り組んできたこと、趣味に特技、そう言ったことは全て文化紹介に活きて来る。一人のCP先生(現地の日本語の先生)が「祭り」について文化紹介をして欲しいと言ってくれた。私は日本のいくつかの祭りを紹介した後に、祭りに欠かせないものは盆踊りと繋げて、生徒みんなで「ドラえもん音頭」を踊った。それから「割り箸鉄砲」を作って射的をしたクラスと「落書きせんべい」をしたクラスもあった。どれも生徒やCP先生に好評で私も納得できるものとなった。
約50人の生徒と一緒にドラえもん音頭を踊っている様子
射的の様子
落書きせんべいは楽しいし、美味しいしとても盛り上がった
祭りと聞いて、頭に思い浮かべることは人それぞれだと思う。それが文化紹介の面白いところで、それこそが「あなたにしかできない文化紹介」になる。
とは言え、中々思い浮かばないこともある。そんな時は何度もベトナム10期の同期に助けてもらった。「みんなだったらどんなことをしますか?」とグループラインに投稿する。私では思いつかないようなアイディアや考え方を教えてもらった。また事前に行われる1か月の派遣前研修でも、研修の仲間にたくさん文化紹介をしてもらったのも財産となっている。「漫画」という文化紹介の時は、派遣前研修で仲間が発表していた内容を使わせてもらったこともある。
ベトナム10期の仲間と文化紹介を練習した派遣前研修の様子
これから日本語パートナーズに申し込もうと考えている人も、一人で全てするのでは無いから心配しなくても大丈夫。何より当日までCP先生も力になってくれるから。
日本から私が持っていったのは、紅白幕、提灯、落書きせんべい用の砂糖、型抜きだ。「祭り」というワードが出た瞬間ガッツポーズしたのはいうまでもない。これは絶対紹介したい!私の好きなもの!というのは是非日本から持っていくことをお勧めする。
最後に、文化紹介は正直忙しい。しかしそれ以上に生徒の笑顔、感動、驚き、喜び、様々な場面に遭遇することができる時間で、日本語パートナーズの魅力の一つであることは間違い無いだろう。