こんにちは、台湾の宜蘭市に派遣中の岡野奈々です。
今回は宜蘭高校で行った日本食体験の様子を紹介します。1週目は茶道体験、2週目は納豆や松茸のお吸い物等の食事中心の日本食体験をしました。
茶道体験は生徒3クラス、先生3グループの合計6回実施しました。抹茶の粉は台北で購入し、茶道用具は宜蘭高校にあるものを使っています。茶菓子として準備したのは、兄に日本から持ってきてもらった和三盆です。そして日本から浴衣を持ってきていたこともあり、当日は浴衣を着て授業に臨みました。
茶器と和三盆
(苦い抹茶と甘い和三盆がベストマッチです)
「初めて飲む!」とワクワクしている生徒がいたり、「飲んだことはあるけれど自分で点てるのは初めて」という生徒もいたり、とても楽しく賑やかな時間になりました。
抹茶の粉を入れすぎて苦みに悶えている人には牛乳と和三盆を勧めました。「和三盆だけを食べると甘すぎるけれど、苦い抹茶を一緒に飲むとちょうど良くなって美味しい!」、「茶筅を早く動かして泡立てるのが難しかった」等たくさん感想をもらいました。
生徒が点てた抹茶
(とても上手に点てられていますね!)
2週目に行った日本食体験で紹介したものは「納豆」、「松茸のお吸い物」、「ふりかけ」、私の地元である福井県の名産品「へしこ」を使ったお茶漬けの4種類です。納豆以外は日本から持ってきました。全聯(台湾のスーパーマーケット)で納豆を買いましたが、日本では冷蔵ブースにある納豆が冷凍ブースにあったので少し驚きました。冷蔵庫で1日かけてゆっくり解凍した後に食べるそうです。
納豆が苦手だとわかっている生徒と食べたことがない生徒を集め、無理のない範囲でもう一度挑戦してもらいました。反対に納豆が好きという生徒もいて「美味しい」と言いながら食べていました。
日本人にとっての納豆は台湾人にとっての臭豆腐(チョウドウフ)なのかもしれません。
今回一番人気があったのは、へしこ茶漬けでした。