みなさん、こんにちは。
ベトナム中部のフエで活動していた10期のキヨです。
今回は、フエの雨季についてレポートしたいと思います。
私がフエに到着したのは９月のこと。
毎日暑い日が続いていて、午前中から14時くらいの観光にはもってこいの時間帯が、 ここでは私の感覚では暑くてヘトヘトでした。
いざ学校が始まってみると、ちょうどその時間帯はみんな学校を終えて自宅に帰り、昼食をとっているころ。
そしてほとんどの学校の午後の授業開始時刻は13時30分頃。
なるほど！
ベトナムの人たちは、この暑さのピークを避けて生活しているのだな〜と実感したのです。
実際に雨がたくさん降り始めたのは10月に入ってから。
スコールのような雨が降ったり止んだりする日もあれば、朝はすごく晴れていて、夕方から激しい雨が降り続くような日々も。
大変だったのは、その逆で朝から雨が降った日。
授業が２コマ終わって帰ろうとしたら、 雨がくるぶしくらいの高さまで溜まって、 階段の下でスタンバイしている事もありました。
生徒たちにとっては、きっとよくある雨季の出来事
今年は10年ぶりの大洪水が起き、私たちが住む地域までこんな状態に。
洪水の中、移動する人々。
事前に滞在先のオーナーさんから
「雨季になると、食料は2、３日分買っておいたほうがいい」
と言われていました。
実際、この時も学校は休校、外にも出られませんでした。
幸いにも、私の場合はストックしていた食料で過ごすことができました。
また、これだけの洪水がおきても、半日雨が降らなければ外を歩けるくらいの水はけのよさ！（地域によりますが）
これもまた昔から今に受け継がれているんだろうな〜と、洪水から歴史を守るフエに住む人々の知恵を感じることができました。
（古都フエには世界遺産の王宮や様々な建造物があります）
水が消えた後、道を清掃する大人たち。
さぁ、そしてフエは今日も雨です。
生徒たちが雨でも楽しめるようなカードゲームを作って、一緒に日本語の勉強をしてきます。
