タイのチュンポーンに派遣されていた土屋智美です。
今回でパートナーズの声の投稿も最後になります。約7か月のタイでの滞在中に、日本とは違ったタイらしい行事がいくつかありました。今回はその中から4つご紹介したいと思います。
まず、派遣先の学校での活動3日目にあったのが「ワイクルーの日」という行事です。父の日や母の日は日本にもありますが、先生の日はタイ独特ですよね。公務員の先生方は、指定の制服を着て参列していました。(奥のベージュ色の制服)
ワイクルーの日(一番手前:本人)
何もわからない私でしたが、他の先生方と一緒に参加させていただき、生徒たちから綺麗なお花をいただきました。生徒たちには、私のぎこちないタイ語で励ましの言葉を送りました。
2つ目は、外国語の先生が他県へ移動になった時に、転勤先の学校へ同僚の先生たちと行き、送り出して来た時の写真です。
転勤者送別会(一番右:本人)
働いていた学校で送別会をすることはあっても、転勤先の学校まで行って、そこの先生方と交流することは日本では聞いたことがないので、とても興味深いイベントだと思いました。
3つ目は、学校であった「タンブンの日」です。数名の僧侶の方が学校へ来て、日本のお経のようなお言葉で先生・生徒たちに説教し、その代わりに食べ物などを僧侶にお渡しする行事で「タンブン(徳を積む)」と呼ばれています。
タンブンの日
仏教の国だということを強く実感したイベントの一つでした。
最後は、タイ服を着た日のイベントです。
ロイクラトン(職員室の先生方と 左から3人目:本人)
毎年11月の満月の日には「ロイクラトン」と呼ばれるイベントがあります。水に感謝しながら灯籠を川に流し、また罪なども流して自分自身を清めるタイの伝統的な行事です。派遣先校では、学校内でも灯籠作成やダンスなどのコンテストがあり、生徒や先生たちが豪華なタイ衣装に包まれていた1日でした。
タイでの学校生活は、日本とは違ったことも多くありましたが、特にこれらの4つの行事はタイらしさを感じることができて「日本語パートナーズ」として派遣されたからこそ体験できた貴重な経験となりました。