派遣期間:2019年9月~2020年3月
みなさん、こんにちは。インドネシアで活動していた西村愛です。
現在は、インドネシア東ジャワ州にある大学で日本語教員として働いています。
今の仕事は、日本語パートナーズ(NP)時代から考えていたものではなく、さまざまな出会いがつなげてくれたものです。
NP派遣終了後は、もともと関心があった日本語教育の分野で大学院に進学し、インドネシア出身の技能実習生に協力していただきながら、研究をおこないました。
技能実習生とおでかけ
大学院在学中は、「インドネシア」以外とのつながりもありました。NP派遣前から行っていた地域の日本語教室でのミャンマーや中国にルーツがある方々との交流、ロヒンギャ(ミャンマーのイスラム系少数民族)やパキスタンなどにルーツがあるイスラム系家庭の子どもたちへの学習サポート活動、定時制高校での日本語補助指導員としての活動などです。日本語補助指導員は、生徒と一緒に授業に入り、ことば等のサポートをするのですが、最近は海外にルーツのある生徒が在籍している定時制高校が増加しており、わたしはフィリピンやネパールにルーツのある生徒のサポートをしていました。
さまざまな場で多様な方々と交流する時は、NPで学んだ「わたし自身が楽しむこと」、「相手の文化を尊重し、お互いに知り合うこと」を大切に活動してきました。
そして、今の職場とは、NP時代の知り合いの紹介でつながりました。いつか海外の日本語教育に携われたら……と思っていたわたしにとって、インドネシアの大学で働くことは貴重な経験になると思い、今の仕事を選びました。
インドネシアの大学で働き始めて約半年が経ちます。NPのときには知り得なかった新しい「インドネシア」と出会っています。インドネシアに来てからも、日本でのつながりが続いていますし、インドネシアでの新しいつながりも増えました。これからも、ひとつひとつのつながりを大切に、そして教育者として、人と人をつないでいけるような人になりたいです。