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経験者に聞く

日本語パートナーズの活動を通して自分の中に「軸」を持てた - インドネシア4期 鈴木純平さんインタビュー

インドネシア
鈴木 純平さん

支援事業を通じてインドネシアと日本の懸け橋になることを目指す

――まず、鈴木さんが現在携わっているJapan Campについて聞かせてください。

鈴木:Japan Campは、僕が2016年3月に日本語パートナーズの活動を終え、大学院に進んでからNPO法人Green Projectに参加して立ち上げたプロジェクトです。現在はGreen Projectのインドネシア事業部として、日本とインドネシアを結ぶ事業を手がけています。具体的には、インドネシアから日本への留学と就職の支援。高校生から大学生、社会人までを対象に、各人の希望に対応できるようなプログラムを用意しています。

ちなみにGreen Projectは、社会が必要としている事業を創り出すことを理念に、2009年に設立されたNPOです。僕が大学で所属していたゼミの先生も関わっていて、それでGreen Projectの新規プロジェクトとしてJapan Campをスタートすることになりました。

インタビューを受ける鈴木純平さんの写真

――拠点を日本からインドネシアに移したのはいつですか?

鈴木:2018年の10月です。2016年に営業活動のためにインドネシアを訪れて、実際に留学支援を始めたのが2017年。2018年から問い合わせが増えてきたのでプロモーションに力を入れるべくジャカルタに拠点を移し、毎日のように大学を訪問しています。

今は留学支援が事業の柱ですが、ゆくゆくは、日本に留学した後にインドネシアに帰国する人の起業支援もできたらと考えています。Japan Campが何を目指しているかといえば、日本とインドネシアの懸け橋になることです。

インドネシアの大学の教室に訪問した鈴木純平さんの写真
Japan Campの留学支援を周知させるため、インドネシアの大学を訪問

――鈴木さんはインドネシア留学の経験があるそうですが、インドネシアに目を向けるきっかけは何だったのでしょうか。

鈴木:アジアについて多角的に学ぶ学部で経済や経営の勉強をする中で、インドネシアの経済が成長の見込みがあることを知って関心を持ったのが始まりです。発展しそうな国の言語を身につけておくと将来役に立つという兄の助言で、インドネシア語の授業もとっていました。ただ、学んではいたものの話せるレベルにはほど遠くて。3年生を終えた時点で1年間休学し、インドネシア語の習得を目的に、ジョグジャカルタにある国立ガジャマダ大学に語学留学しました。これから就職活動に臨むにしても自分の武器になるものが何もなく、語学力を身につける必要性を強く感じて、現地に行くしかないと思い立ったんです。

――その1年間の留学で、インドネシア語を習得することはできましたか?

鈴木:留学中に一応、話すことに関しては不自由なくできるようになりました。ガジャマダ大学で友達になったインドネシア人の学生がいつも行動を共にしてくれたおかげです。
自分がインドネシア語を学ぶだけでなく、日本文学科の先生に頼まれて日本語の授業のサポートも経験しました。僕は日本語教育の勉強をしていたわけではないので、先生はおそらく、ネイティブの生きた日本語を求めていたのだと思います。

――ともかく、インドネシア語の習得という1番の目的を達成できたのは大きな収穫ですね。

鈴木:僕にとっては、留学先での日本人との出会いにも得るものがありました。ガジャマダ大学は東京大学や慶応義塾大学などからの留学生が多く、大手企業の駐在員も学びに来ます。そういった同級生や社会人の考えに触れてすごく刺激を受け、自分も将来についてしっかり考えなければと真剣に思いました。

インタビューを受ける鈴木純平さんの写真

 

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