現地での生活を始める際に準備したものはありますか?
木下さん:私の場合は、基本的に家電製品は用意してもらっていたので、身ひとつで生活を始められました。インターネットやガス等の契約を自分ですることもなかったですね。
柳浦さん:私の住居は学校併設の寮だったので、タンスやベッドはもちろん、テレビもありました。電子レンジやポット、冷蔵庫など生活に必要な家電も揃っていたので、特に自分で買ったものはないですね。
派遣先について国だけではなく地域の希望も出せますか?
菅原さん:国の希望は出せますが、「この国のこの都市に行きたい!」という希望は出せません。応募者の適性を見て、国際交流基金がどこに派遣するかを決めるので、応募者が希望を出すことはできません。
柳浦さん:私は2回応募して2回ともマレーシアの同じ学校に派遣されましたが、私から希望は出していません。「都会がいいですか、田舎がいいですか」と聞かれた記憶はありますが、ただそれが希望通りいくかどうかは全く分かりません(笑)
国際交流基金から支給される滞在費は足りましたか?
大家さん:足りなくなりそうになった時もあったかもしれませんが、基本的には大丈夫です。何にいくら使うかは、各自の使い方次第ですし、やりくりできると思います。
木下さん:私も、特に問題なく滞在費の範囲内で普通に過ごせています。食費や光熱費、たまに遠出するときの交通費などに主に使っています。
現地でのコロナ対策の注意点は?
菅原さん:私がいるマレーシアでは少しずつ制限が緩和され、今月(2022年5月時点)は屋外ではマスク着用なしになりました。マレーシア政府からの発表を常に確認しながら、気を付けています。また、現地の先生がいつも最新情報を案内してくれるので、心配することはないと思います。
木下さん:私がいるカンボジアも菅原さんと同様、随時カンボジア政府からのお知らせに従って対応しています。現地の先生が教えてくれるので、ひとりだけ情報を知らないままでいる、という心配はありません。
応募前に海外や教育に関わる仕事の経験はありましたか?
柳浦さん:前職は通信系の会社でシステムエンジニアやインターネット関連の仕事をしていました。その会社を辞めた後に日本語教育に関心を持って、日本語教育の勉強をしました。
木下さん:私は、ある施設のインフォメーションカウンターで受付をしていました。日本語教育の経験はありませんでした。教育や海外経験の有無は、選考ではあまり重視されていないのかなと思います。
菅原さん:私はワーキングホリデーの経験があるので、その時に海外の方と一緒に働く機会はありました。でも、日本では海外と関係のある仕事はしていなかったので、それほど重視されてはいないと思います。