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日本語パートナーズに聞く! インドネシア・マレーシアの物価事情

インドネシア、マレーシア

インドネシア・マレーシアの物価事情、日本と比べてみよう!

海外に行く時に気になるのが、その国の物価。東南アジア諸国は日本より物価が安いというイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか? インドネシアとマレーシアで生活する日本語パートナーズに、物価について聞いてみましょう。

 インドネシア

人物写真

角内 貴美さん (派遣先:インドネシア 西ジャカルタ)

お手頃なお値段で、とても新鮮なフルーツが手に入るインドネシア。 私自身フルーツが大好きなので、朝食代わりに、果物と牛乳あるいはヨーグルトをミキサーにかけたフレッシュジュースを飲むことが多々あります。 そのため、牛乳は欠かさず冷蔵庫に。 しかし、その牛乳が意外と高いインドネシア。 牛乳だけでなく、ヨーグルトやチーズなどの乳製品全般が高いようです。 日本と同等、あるいはそれより高い値段で売られています。

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 スーパーの牛乳コーナーです。いろんな味の牛乳があります!

牛乳1000mlが約180円、ものによっては250円ほどします。牛乳はチョコレートやストロベリーフレーバー、そして砂糖が加えられたものなど、種類が豊富です。

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 ヨーグルトの写真です。こちらもいろいろな味があって、見ていて楽しいです

ヨーグルトもストロベリー、ブルーベリー、マンゴー、チョコレートフレーバーなどがあり、どれもとても甘いです。1本80円から120円程度でしょうか。

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 ご覧のように、売り場はとてもカラフルです

牛乳も甘い、ヨーグルトドリンクも甘い、緑茶も甘い、豆乳も甘い。 何を食べるにもサンバル(辛いソース)を使いたがるインドネシア人にとって、その辛さを和らげるために、飲みものは甘すぎるくらいのほうがいいのかもしれません。

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若松 摩吏奈さん (派遣先:インドネシア 西ジャワ州)

思っていたよりも安いと感じたのは、漫画の単行本です。 先週、近所にある本屋さんへ行きました。漫画コーナーを見るためです。

「ドラえもん」や「名探偵コナン」などの長寿漫画から、日本で人気が出てからまもない漫画までいろいろありました。なんだか日本の本屋さんにいるような気分になります。価格は、主にRp.*20000~30000です。日本円に換算すると、多くが200円以下。高くても300円程度です。

*Rp=インドネシアの通貨単位「ルピア」

家で開いてみると、2冊ともセリフはすべてインドネシア語でした。 私の言語能力では、まだ読むことができません。 いつかスラスラと読めるようになりたいです。

ちなみに、インドネシア語に翻訳された漫画は、安いと感じましたが、日本からインドネシアへ輸入された漫画は高いです。値段は、日本での定価に比べて約2倍です。

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本屋さんの漫画コーナー。両サイドの棚にも、漫画がずらりと並んでいます!
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 日本でも最近人気が出てきた漫画もあります(写真は「進撃の巨人」のポスター)

<マレーシア

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藤田 千鶴子さん (派遣先:マレーシア スランゴール州)

私はスランゴール州というKLセントラル(クアラルンプールにある駅)から電車で20分ぐらいのところに住んでいます。 こちらマレーシアに来て、驚いたことは近代的な高層ビルが立ち並び、日本と大差ないほど、ものにあふれていることでした。 近くのショッピングモールに行けば、欲しいものは日本同様に何でも手に入ります。

さらにマレーシアには、日系のジャスコが出店しているため、ほとんどのものが手に入ります。また、クアラルンプールにはイオン・伊勢丹・そごうなどの日系スーパーやデパート、ユニクロ・無印良品・ダイソーといったショップもあります。100円ショップのダイソーは1品RM*5。RM1を 32.98円で計算すると164.9円と日本価格より多少高めになります。

*RM=マレーシアの通貨単位「リンギット」

日本から持って来たFRIXION(書いた文字が消せるボールペン)のインクがなくなったので、学校の先生に話していたら、イオンで見たと教えてくれました。 替え芯はありませんでしたが、RM6.90(約227.56円)で売っていたので早速新しいのを買いました。

さらに、地元のデパートで、ダイソーと同じような日本の100円均一ショップがありました。価格はダイソーと同じくRM5。ここでも生活必需品を調達しました。 地元のスーパーで日本語入りの商品を時々見かけると、うれしいですね。

日本の商品は高めですが、パパイア・スイカ・マンゴスチン・ドラゴンフルーツなどのフルーツは、目を疑うほどの安さです。日本ではなかなか味わえない、トロピカルフルーツを、気軽に食べたりジュースにして飲んだりしています。

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 チーズは日本と同じくらいの値段です(左229.21円、右382.56円) ※RM1=32.98円で計算しています
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 日本よりも、量が50g多い!?(405.65円)

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 バターは、RM13.15でした。(433.68円)

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 マレーシアのヨーグルトの値段は、日本の約2倍!(313.31円)

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 日本の瓶ビールは……高いですね(524.38円)

缶ビールの写真

 驚きの320ml缶です!(227.56円)

スイカの写真

 さすが南国マレーシア! トロピカルフルーツはびっくりするほど安いです!(211.73円)

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 卵は日本と同じくらいの値段(247.35円)

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 牛乳は日本に比べるとやや高めです(242.40円)

また、日本の食品(みそ・しょうゆ・みりん・酢・とうふなど)も比較的簡単に探せます。 ただ、梅干しはいまだに見つけていません。梅干しだけは、こだわりのものがあれば、日本からの持参が一番かも。

ということで最後に、私がスーパーで購入した食品の値段を紹介します。 意外と乳製品が高いですね。参考にしてください。

※RM1=32.98円で計算しています。

卵1パック RM7.50(247.35円) 牛乳1本 RM7.35(242.40円) キュウリ(日本産)1本  RM 0.40(13.19円) ニラ(日本産)1束  RM 4.99(164.57円) マンゴー1個 RM 0.98(32.32円) アイスクリーム1箱 RM 11.70(385.86円)

ニラ(日本産)は意外と高かったですが、味はバッチリでした。これは花ニラと言って日本でもあまり売られていないものでした。私は花ニラが大好きで、マレーシアでも売られている事に驚きました。値段は高かったですが、日本産だという安心感とうれしさで、とても幸せな気分になりました。しかし、私の住んでいる所には日本人はほとんどいません。そんなスーパーでこんな高い野菜を売って売れるのかなあ、と余計な心配をしてしまいました。 その後、普通のニラも売られているのを見かけましたが、とても安かったです。こちらでは、野菜はとても安く、量り売りをしてくれので、助かります。自炊をすると、経済的にも健康的にもいいですね。

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森田 倫代さん (派遣先:マレーシア ジョホール州)

最近自炊を始めたのであまり物価が分からないのですが、取りあえず、ジョホール州バトゥパハで一番大きなスーパーの牛乳の値段だけ紹介します。

現地の日本人が、マレーシアは牛乳が高いから粉ミルク「susu tepung(スストポン)」を買って飲んでいると教えてくれました。

RM12.49なので、日本円で411.92円(2本分)です。

※RM1=32.98円で計算しています。

日本よりも少し高いですね・・・

今前の席に座っているマレー系の先生は、コーンフレークと一緒に牛乳をよく飲んでいるとのこと。中華系の先生は、牛乳はあまり飲まず、飲むなら「susu tepung」だそうです。

マレーシアでは牛乳があまり取れず、ニュージーランドかオーストラリアから輸入していることが高価格の原因とのことです。

ちなみに、これまで消費税という制度がなかったマレーシアですが、4月から6パーセントのGST(goods survice tax=消費税)が導入されるそうです!

皆さんとっても怒っていました。日本と同じですね!

ホンダの車を買う先生が、「tax だけでRM4000もするよ」と嘆いていました。

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 マレーシアでは牛乳は、日本よりも高め!

日本から輸入される商品の値段が高いのは想像できますが、乳製品の値段が高いことは意外ですね。そういえば東南アジアのお料理って、牛乳よりもココナツミルクやスキムミルクを使っている印象が強いかも……。暑い国では、牛乳は製品管理が難しいのかもしれません。また、日本のキュウリやニラがわざわざマレーシアまで輸出されていたのにもビックリ。マレーシアでは生産されていないのでしょうか。

食品を始め衣類や日用品、漫画に至るまで、日本のものが案外気軽に手に入る(値段は張るようですが)のはうれしい情報です。「○○を忘れた!」という時も、日系のスーパーがある地域では、現地で購入できるようですね。あ、でも梅干しはお忘れなく!!

※2015年3~4月、現地での体験をもとに書かれた記事です。物価はレートや社会情勢などさまざまな要因によって変動します。

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