こんにちは!
西ジャワ州バンドン県チマヒ市派遣の青山桃花です。
私が任地に到着してから密かに考えていた「横断幕を作ろう!」の企画について紹介します。
あらかじめ、白い布に私が筆で「日本」と書き、真ん中に日の丸を描いた横断幕を準備しました。
そこに、生徒にひらがなやカタカナ、漢字を使用して夢や目標を書いてもらいました。
私の派遣先校のSMKN 1 CIMAHIの日本語授業ではひらがなを教えていません。
日本語を学習している以上、ひらがなを書いてみてほしかったので、ひらがなを書くきっかけを作りました。
また、コロナ禍のため対面でコミュニケーションをとる機会が少なくなり、以前と比べると生徒同士や生徒と教師の関係が希薄になっていました。なので、生徒と一緒に何か思い出に残るものを作成したいと考えました。
生徒に何を書きたいか考えてきてもらい、私が正しい日本語かどうかをチェックし、いざ、書き始めます!
みんな、初めは戸惑い、恥ずかしがりながら、でも真剣な顔で書いています。
内容は様々です。
日本で働きたい、日本語を流暢に話したい、両親を幸せにしたい、プログラマーになりたい、愛する人と世界を旅したい、多くの女性に愛されたい、お金持ちの一人っ子と結婚したい、など…。
書き終わった後は安心した顔や満足気な顔、笑顔であふれていました。
真っ白の状態で始まった横断幕が、生徒の力でどんどん色とりどりに変わっていきます。
コロナ禍で派遣期間が3か月と短くなった日本語パートナーズの活動でした。
「生徒が出会う最後の日本人が私かもしれないから、いつも100%でいよう」をモットーに走り抜けた3か月間でした。
少しでも生徒たちに素敵な思い出や良い影響を残すことができたとしたら、嬉しいです。