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ワイクルー(先生に感謝を伝える日)について

タイのカンチャナブリー県に派遣されて、約1か月が経ちました。幸いなことに、私の派遣先校は今学期から対面授業が再開し、私も日々生徒たちや先生方との交流を楽しんでいます。

さて、今回は、ワイクルー(ไหว้ครู)と呼ばれる「教師の日」について紹介します。タイ国としては、毎年6月16日を「教師の日」と定めているそうですが、私の派遣先校では、6月9日にワイクルーの行事が行われました。この日は、生徒たちが日頃お世話になっている先生方に感謝の気持ちや敬意を示す日です。

生徒は、自分たちでお金を出して、先生に渡すパーン(植物や食べ物などで飾ったオブジェ)やマライ(お花のリース)などを作ります。コンテストも行われるとのことで、暑い屋外で一生懸命パーン制作に勤しむ生徒たちの姿が見られました。

前日から準備する生徒の様子

出来上がったパーンはどれも力作揃いです。クラスで2つずつ作っていたのですが、各クラスで個性が溢れていて、とても見応えがありました。日本の鳥居とタイの神社を作ったものもありました。

日本語プログラムのクラスのパーン。日本の鳥居とタイの神社

ウェディングケーキのようなゴージャスなパーン

タイのお菓子がたくさん乗ったパーン

LGBTQ(性的マイノリティ)について触れたメッセージ性のあるパーン

タイで約1か月過ごしてみて、生徒が先生をすごく尊敬していることや、生徒と先生が近い関係にあることが素敵だと感じています。生徒が先生に、恋愛事情や家庭での悩みといったプライベートまで共有しているのは、自分の中高生時代を思い出すとなかなかないことだったので、少し羨ましい気もします。

私も、生徒に少しでも良い影響を与えられるように、残りの期間を自分にできることを考えながら過ごしていきたいと改めて考えさせられました。

Writer
タイ カンチャナブリー
橋本 珠輝さん

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