サワディカー!(こんにちは)タイのコンケンに派遣されている種村みち代です。現地へ着任し、ちょうど1か月後の7月6日に七夕祭りがありました。初めて参加する大きなイベントでしたので興味津々で、自分がどのような立場で準備等を進めていけば良いのかと試行錯誤しながらも、CP先生(現地の日本語教師)や実習生、そして生徒たちと楽しみながら当日を迎えることが出来ました。
まず私が取り組んだことは、紙芝居作りです。日本の伝統文化である紙芝居で七夕を伝えたかったのです。漫画チックな仕上がりですが…マイベンライカ(気にしない)です!
紙芝居を読んでいる様子
皆さん、よく見てくれました。七夕の制作は、難しいものではなく、簡単な飾りを楽しみながら作ることを狙いとしました。
制作をしているところ
生徒の家へ竹取りにも行きました。学校まで1kmの道のりを皆で担いで持ち帰りました。華やかな七夕祭りも裏方の地味な努力があってこそ、縁の下の力持ちです!!
竹を運んでいるところ
七夕が近づくと、七夕の歌をリスニングする授業をしました。何度もリピートするうちに、♪ささのは~さらさら~♪と口ずさみ、大合唱する生徒たち…感動的でした!母国の歌を覚えてくれることは、こんなにも嬉しいことなのかと改めて感じました。易しい歌詞とメロディーの童謡は、高校生にも受け入れてもらえるのだと思えた瞬間でもありました。
さて、七夕祭り当日、高校1年生による七夕の劇が始まると、皆さん静かに見てくれました。タイの人は、一生懸命やっていることに対して、きちんと受け止めてくれるように思います。
七夕の劇
「七夕が一番好き!」と言っている生徒がいました。七夕は異文化に触れられる楽しい行事になっているようです。短冊コーナーには長蛇の列、手作りのお守りは飛ぶように売れました!!
みんなの願いが叶いますように
学年で役割分担し準備する姿は、日本の文化祭そのもの!その行事に携われたことに感謝し、また違う場でお役に立ちたいと思える行事となりました。