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コーラルスピーキングと夜の学校

マレーシアには、国際交流基金クアラルンプール日本文化センター主催の大規模な日本語フェスティバルがあり、今年は5月10日に開催されました!

ここで、1番の盛り上がりを見せるのが……!! 「Choral Speeking(コーラルスピーキング)!!!!!」 これは合唱+劇+スピーチみたいなものです。

結末が書かれていない、A4用紙2ページ分のストーリーの結末を自分たちで考えます。 そして全て暗記して、自分たちで振り付けを考えて競います!!

私、これが大好きなんです! 一生懸命に取り組むマレーシアの生徒たち。めちゃくちゃかわいくて、こっちまで笑顔になってしまいます。

始めは日本語の意味を理解するだけで精いっぱいだった生徒たちが、今では約8分の日本語スピーチと演技を笑顔でやってのけるのです!

授業の後は、毎日練習がありますが、私の学校は全日制のため、16時30分には生徒は家に帰ります。多くの中華系の生徒は、帰宅後、毎日塾に行きます。

一方全寮制の生徒はほとんど学校から出ず、夜の20時から課外活動の練習が始まります。

他の日本語フェスティバルで知り合った先生とのご縁で、全寮制の学校でもお手伝いしています。夜、家から15分ほどの全寮制の学校に行って、コーラルスピーキングやソーラン節、書道を教えています。全寮制の生徒たちともすっかり仲良くなり、運動会にも招待してもらうなど交流を深めています。

ちなみに、全寮制の生徒は全日制の生徒よりも、自由な時間がありません。勉強の時間、自習の時間、ご飯の時間、お祈りの時間、寝る時間、全て決まっています。その限られた時間の中で「なんでも頑張る!」という精神を感じます。

実は私がマレーシアで生活している家は一人暮らしには広く、家に1人で居るのがとても寂しいのです。 だから少し忙しいですが、夜も別の学校でこのコーラルスピーキングを見ることができて幸せです(^^)

この全寮制の学校の先生は、日本で8年間勉強した方で、彼女はいつもこう言います。 「困った時はいつでも呼んでください。私は日本でたくさんの人にお世話になったから、お返しがしたい」と。 とても心がポッとします。日本での日本人の優しさが、今マレーシアで私に返ってきている。そして私も「いつか絶対にお返しがしたい」と感じる。こうやって優しさが積もり積もって貯金され、マレーシア人と日本人がどんどんお互いを好きになっていく。たった1人の心の動きで小さいことですが、私の中では大きな心の動きです。“日本語パートナーズ”の活動ってこういうことかと感じる毎日です。

 

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夜はこの学校で、コーラルスピーキングの練習をサポートしています。 歌っている生徒の表情がとてもすてき!

 

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全寮制の生徒ともすっかり親しくなりました!

 

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私が派遣されている学校でのコーラルスピーキングの様子

 

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「その光に落ちていく~~」と歌いながら、指さし遠くを仰ぎ見ています。バッチリ決まっています!
Writer
マレーシア ジョホール州
森田 倫代さん

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