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「結び」の文化が繋ぐ、日本とマレーシア

みなさま、Selamat Berkenalan(マレー語で「はじめまして」)。マレーシアのマラッカ州に派遣されている柘植眞佳です。

着任から約3か月が経ち、日々の授業や文化紹介活動を通して、生徒や先生方と充実した時間を過ごしています。

これまで、日本のお金や福笑い、折り紙等を紹介してきましたが、特に印象に残っているのが「水引」を用いた授業です。水引は、日本で贈答品等に用いられる伝統工芸であり、結び方に願いや意味が込められている点が特徴です。

実は私自身、NP(日本語パートナーズ)に参加するまで水引を作った経験はありませんでした。派遣前研修でほかのメンバーから教えてもらい、初めてその魅力に触れました。

授業では、細かい結びの作業に生徒たちは苦戦していました。しかし、次第に形になっていく過程を楽しみ、完成した際には、達成感とともに自身の作品を誇らしげに見せてくれました。

一方で、教える側としての難しさも感じました。約30人前後の生徒に対し現地の先生と2人では、一人ひとりに十分なサポートをすることが厳しい場面もあります。そこで、生徒同士が教え合う環境づくりを意識しました。早く完成した生徒が周囲の友人をサポートすることで、教室全体に協力的な雰囲気が生まれ、結果的に理解も深まったように感じます。

活動の様子

これらの経験を通して、日本文化を「体験」として伝えることの意義を改めて実感しました。インターネットを通じて日本の情報に触れる機会は多くありますが、実際に手を動かし、日本人とともに学ぶ時間は、より深い理解や記憶につながります。NPはそうした生きた交流を生み出す存在であり、日本とアジアをつなぐ架け橋の一端を担っていると感じています。今後もこの地での経験を大切にしながら、日本語と日本文化の魅力を丁寧に伝えていきたいです。

Writer
マレーシア マラッカ州
柘植 眞佳さん

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