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マレーシアの底知れないパワー ― 私が見た共生の美

Selamat tengah hari!(こんにちは!)マレーシア・マラッカ州に派遣中の柘植眞佳です。

着任から4か月が経ち、温かい生徒や教職員の方々に恵まれ、充実した毎日を送っています。ここでの暮らしにも馴染み、休日に一歩足を延ばして地域の史跡等を巡る機会も増えました。街を散策するたび、何気ない日常のなかに多様な文化が自然と溶け込んでいる風景と出会い、胸が熱くなります。このような恵まれた環境下で、NP(日本語パートナーズ)として活動できる日々に感謝の気持ちでいっぱいです。

先日、派遣先校の長期休暇を利用しマレー半島からボルネオ島のサバ州へと向かいました。同じ国でありながら独自の出入国管理体制が敷かれており、この地域が歩んできた歴史と自治の重みが今に根付いているのを感じました。

滞在中には、先住民族の伝統や暮らしを学べる文化施設を訪れました。豊かな大自然と共生してきた彼らの固有の文化が、今も色褪せることなく受け継がれている姿に強い感銘を受けました。この旅路で実感したのは、地域の優劣を比較するのではなく、互いの歩みを認め合う調和と尊重の大切さです。

私の活動地であるマラッカ州には、多様なルーツが織りなす歴史の融合美があります。優劣ではなく、毛色の異なる複数の世界が一つの国に共生していることこそが、マレーシアという国の底知れないパワーであり魅力なのだと気づかされました。こうした多面的な文化が息づくマレーシアでの日々は、日本人としての私自身の視野を心地よく広げてくれます。

NPの役割は、日本の言葉や文化を伝える単一的なものではありません。派遣国の文化や生活を学び、日本や世界に向けて発信すること、そして現地で培った経験と絆を確かな財産として日本へ持ち帰り将来へ生かすことも一つの使命です。マレーシアが内包する多様性への敬意を常に忘れず、現地の方々との絆をさらに深め、今後の活動をより価値あるものにしていきます。

サバ州の様子
Writer
マレーシア マラッカ州
柘植 眞佳さん

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