Djavadjavai(ジャヴァジャヴァイ)!(パイワン族の挨拶ことば)台湾屏東県の山田もと子です。
私が活動する屏東県立来義高等学校は、生徒の97%がパイワン族(排灣族)を中心とした台湾原住民で、地域に暮らす人々のほとんどもパイワン族です。
派遣先校は原住民文化教育に力を入れており、その集大成となるのが卒業の季節に行われる各行事です。中でも5月末に開催された「卒業伝統舞会」はとても印象深いものでした。前日には、集落のジナブ名人のお年寄りの指導のもと、学内で収穫された粟を使って、中学三年生の生徒たちがパイワン族の伝統料理「ジナブ」を作ります。
当日は会場の真ん中にジナブ等のごちそうが並び、体育コースの生徒を中心とした伝統行事のパフォーマンスが披露されました。特に、伝統衣装を身にまとい、薪を贈って告白の儀式を行う「送情柴(パイワン語でpapuljivaパプルジヴァ)」や、屏東県内のパイワン族の各集落やルカイ族(魯凱族)の勇士の踊りと歌を披露する「勇士舞」は圧巻でした。躍動感あふれる足踏みとステップに力強い歌声、誇り高き勇士の顔をした生徒たちの姿に胸が熱くなりました。最後は参加者全員で手をつないで輪になって踊り、会場が一つになるのを感じました。
また、学校の近くには日本統治時代に鳥居新平氏の指導の下で建設された地下ダム「二峰圳」があります。今も現役で使われており、集落の人々に大切にされ誇りとなっているこのダムは、来義と日本の友情の証として語り継がれています。
地域の温かい人々に囲まれ、たくさんのパイワン族の文化に触れながら活動した10か月間は、私にとってかけがえのないものになりました。Masalu(パイワン語で「ありがとう」)!




















