今年は日・シンガポール外交関係樹立50周年(SJ50)ということで様々なイベントが開催されますが、私の派遣先のテマセク・ポリテクニックではSJ50記念事業として、在シンガポール日本国大使館ジャパン・クリエイティブ・センター(JCC)と共催で日本のダンスカンパニー・コンドルズのパフォーマンスとダンスワークショップを開催し、私もスタッフの一員としてお手伝いさせていただきました。
まず2月26日にダンスワークショップを行いました。参加者は50名。ダンス経験者と未経験者が入り混じって、コンドルズの‘にゅ~盆踊り’の振り付けを教わりました。コンドルズのメンバーは学生達の輪の中に入り、あっという間に参加者の心をつかみ、普段は恥ずかしがり屋の学生も多いのですが、みんな人目を気にせず楽しそうに思い切り踊っていました。ダンスを通して言葉や文化の違いを超えて参加者の気持ちが一つになり、お腹の底から本当に楽しそうに笑って踊っている学生達を見て、この時間を共有できて幸せだなと感じました。ワークショップ終了後も学生達はなかなか帰らず、教わった振り付けのおさらいを何度も何度も行っていました。
そして2月27日はいよいよコンドルズのパフォーマンス。555席収容の会場に対して参加希望者が700人を超えてしまうという大盛況ぶりで、当日の会場整理の人手が足りず、試験期間中にも関わらず数十名の学生がボランティアで集まってくれました。当日は竹内大使ご夫妻も来場され、学生の太鼓演奏による歓迎も行われました。シンガポールの観客が楽しめるようにご当地ネタも用意されており、会場は大いに盛り上がりました。
今回は私の配属先だけでなく、他部署のスタッフとも一緒に仕事をすることができ、学生だけでなく学内のより多くのスタッフに日本に興味を持ってもらうことができました。あっという間の2日間でしたが、学生達も私もコンドルズの皆さんからたくさん元気をもらいました。
【写真:ダンスワークショップにて】
【写真:パフォーマンス当日】