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まさかの「秘密」

CP(カウンターパート)の先生が家に招待してくださったときのこと。

CP「明日、うちへ来てくださいね。シュクランをします。」
私「……シュクランで何をしますか」
CP「お祈りをして、美味しいご飯をたくさん食べます」
私「私、イスラム教徒ではないのでお祈りできませんが、大丈夫ですか」
CP「お祈りのときは座って待っていればいいです」
私「わかりました」

ということで私の参加が決まり、具体的に何のシュクランなのか知らされることなく当日を迎えました。基本的にインドネシアの方々はお祝い事は盛大に、大勢と分かち合うことが多いので、詳細をぼかし「このことは秘密ですよ。他の人に言わずに来てくださいね」と念押しされるのに疑問を抱いていたのですが……。

CPの家に行ってびっくり。家の前の道路にはテントが張られ、椅子が並べられ、長机には料理が並べられ、ご家族は正装で、お家の中は様変わりしていて。まさかと思って部屋に行くと、CPは中部ジャワ式の花嫁の化粧を施されているところで……。

そうです、この日はCPの結婚式だったのです。

状況が呑み込めない私にクバヤを着せて、記念写真を撮りまくり。お父さんのご意向で結婚式のことは職場には秘密だったらしく、インドネシアでは珍しい招待客少なめの結婚式でした。

そして、翌日から結婚休暇を取ったCPとは関係なく私は学校へ。学校には秘密と念押しされていたため、他の先生方からの「先生はどこ?」という質問攻撃にも「用事があるんだって」と返し続けて2日。私が秘密にし続けたのにも関わらず旦那さんの従兄弟(派遣校の先生)から漏れ、CPが出勤する頃には職員室中の先生が知るところとなりました。

    写真
家族写真に混ぜられる私。
今回の結婚式の衣装は中部ジャワのソロのスタイルです。
    写真
旦那さんからお嫁さんへの贈り物の数々。
贈り物にはそれぞれ意味があり、「今後の生活で苦労させない」という思いが込められています。
額縁に入っているのはお金で描かれたアラビア語。直訳すると「アッラー(神)の名のもとに」というクルアーンの最初の言葉ですが、うまくいくように願う言葉でもあるそうです。
(旦那さんも日本が好きだということで、日本円もちゃっかり入っています。)
Writer
インドネシア 中部ジャワ州
小島 千佳さん

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