テスト期間前の5年生たちに向けて貴重な二つの文化紹介を行うことができました。
一つ目は、“初めての川柳”です。
では、少しだけ日本語で遊んでみましょうね、言葉のゲームですよ、と説明すると、生徒たちの目が輝きました。物静かで手作業好きな5年生ですから『はじき絵』で表現してもらうことにしました。“常夏の(7文字)マレーシア”が題目です。ここの(7文字)へ好きな言葉を入れましょうね。でもね、詳しく書かなくてOKですよ!と伝えました。短い時間でしたが、辞書やカウンターパートのBie先生、私に質問しながらワイワイ考えてくれました。
では、『はじき絵』で表現しましょう!バティックの技法と同じですよ。ほら、白いクレヨンで書けば、他の人に見えませんから恥ずかしくありませんよと教えると、初めての“川柳&はじき絵”にも関わらず、あっという間に完成です。
たった30分で生徒たちは見事に自分の心を表現しました。言葉遊びはリズム感の良いマレーシア人にピッタリなのかもしれません。
二つ目は、お待ちかねの“初めてのおにぎり”です。
具材は生徒持参です。『握ります』を強調し、日本の心のこもった“家庭料理”のおにぎりを作ることができました。彼女や母親を想いながら握ったのかな?大きなハート形のおにぎり。アレンジのバリエーションは、ラップに絵を描きデコお握り。生徒は自由に自分らしさを握ることができました。
大切そうに自分で作った初めてのお握りを持ち帰りました。
日本語の“包む”文化に気付き始めたのでしょうか?私の『誰にお握りをあげますか?』の問いには・・・
『えっと・・・ウフフゥ』と日本語と可愛らしい笑顔で答えていました。
ありがとうね、5年生の皆さん。どうか、元気に試験を乗切ることができますように。