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日本語科4年生の職場見学に同行

ミンガラバー。5月下旬ミャンマー第2の都市マンダレーの、マンダレー外国語大学に着任しました。

街並みの写真
街の様子、中央の建物は市場

7月はじめ、日本語科4年生約60名と先生数名による「職場見学」に同行することができました。学生にとっては4年間の学生生活で、初めての学外での課外活動兼名所巡りなので、皆うきうきしています。特に女子学生達はカラフルな服装で着飾っていました。移動は貸切バス2台に日本語の通訳ガイドもつき、楽しい遠足気分です。

名所はマンダレーのシンボル旧王宮をはじめ、市内のパヤー(仏塔・寺院)を数ヶ所回りました。

集合写真
旧王宮東門前で記念写真、背景はマンダレーヒル
マンダレー 旧王宮内を高い所から撮った写真
旧王宮内の建物群

マンダレーだけでなくミャンマーの名所は殆どがパヤーで、そこへ詣でるのが日々の生活の一部になっているためか、カップルや家族連れもよく見かけます。人々の憩いの場でもあるようです。

又、今回の職場見学先は主に二つです。一つ目はマンダレーヒルの麓にある、当地で最高級のマンダレーヒル・リゾートホテルです。スタッフの案内で館内の様々な施設を見学、その説明に学生達は皆真剣に耳を傾けていました。ふだんはあまり接することのない、瀟洒な雰囲気に魅せられ、ホテルで働く希望を持った学生もいたかもしれません。

亜熱帯植物に囲まれた伝統的な要素も感じられる建物の写真
ホテル内の施設
白と茶系でまとめられた内装のカフェの写真
ホテル内のカフェ

二つ目は木工芸品の制作現場です。マンダレー市郊外に多くの専門職人を擁する、一大工房があります。主に仏像や大小の木彫り工芸品を、手作業で作っています。あたかも日本の奈良・平安時代に活躍した仏師の熟練の技が、時空を超えてここミャンマーで息づいているかのような趣でした。主にパヤーやホテルなどから制作依頼があるそうです。完成には数週間から数ヶ月かかるものもあるといいます。

沢山の仏像に囲まれた工房の写真
木彫り工房1
大きな板に彫られた仏像やモチーフの写真
木彫り工房2

この日は、その仕事内容がまったく異なる2つの職場を見学しました。まもなく卒業する4年生たちには、今後自分の適性・好みを考慮しつつも、4年間学んだ日本語を少しでも生かせる仕事を、ぜひ見つけてほしいものです。

Writer
ミャンマー マンダレー
鈴木 清美さん

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