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タイから長崎へ黙祷を捧げる

8月9日、みなさんは何の日か覚えていますでしょうか?

8月9日は、私にとっては日本に居ても、タイに居ても、世界中どこに居ても、忘れることは決してできない 長崎に原爆が投下された日です。
私は、長崎生まれ長崎育ちの、被爆三世です。

8月9日 原爆が投下された日本時間11時2分 タイ時間9時2分(時差2時間の為) 私はデートウドム学校のM5(高校二年生)の生徒たちと共に、1分間の黙祷をしました。

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黙祷をする生徒たち
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ガトゥーン先生も一緒に黙祷してくださいました

生徒たちはとても真剣に、話を聞いてくれました。
そして、静かにワイ(手を合わせること)をして心の中で平和への祈りを唱えてくれました。

タイの生徒たちは、日頃からとてもピュアで奉仕精神が素晴らしく、感受性も豊かです。 真剣に取り組んでくれたことが、とても嬉しかったです。

日本人もタイ人も、大切な人といっしょに暮していきたいという気持ちは同じです。
戦争や核兵器は、他人事でも、大袈裟な事でもなく、あなたの隣にいる大切な家族を失ってしまうかもしれない、ある意味、身近な恐ろしいものなのです。
みんなが意識しなければ、廃絶できないのです。

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生徒と一緒に鶴を折りました
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日本とタイの国旗柄の折り鶴です。日本語教室に展示しました。

タイに赴任して来て出会った、生徒や先生、お世話になっている近所の方々みんなの明るい笑顔が私は大好きです。ずっとずっと失いたくない大切な存在と、なりました。

微笑みの国タイの人々の笑顔が絶えないように……
タイの生徒がこれからも日本語を学んでくれるように……
大切な家族や友達とこれからも日々暮らしていけますように……
世界中が協力し合えますように……

被爆三世の私にしかできないような「身近に感じられる平和学習」をこれからも展開し、タイの生徒たちに、今ある平和を意識してもらうきっかけになれたらいいなと思います。

Writer
タイ ウボンラチャタニー
平田 麻奈さん

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