潮州高中(高中は日本の高校に相当)に赴任し、2ヶ月が経ちました。連日30度を超える真夏日が続いた10月と比べ、11月は最高気温も3~4度下がり過ごしやすくなりました。
潮州高中では、日本語は2年生のみ選択科目として履修します。授業は毎日ではありませんから、私の活動は、日本語クラス以外のものが大部分を占めます。先月は日本語コーナーでの活動を紹介しましたが、今月は別の活動、日本文化紹介について紹介します。
呉組長(国際教育責任者、日本語教師不在時の私のお世話係の1人)が、
各教科担当の先生に、授業時間(例えば、歴史、数学、英語)に日本文化紹介を取り入れたいか聞いて、私が参加する授業のスケジュールを作成してくれます。
授業は教科担当の先生が進める場合、私が担当する場合の二通りです。後者の場合、自作の視覚教材を使って文化紹介をします。私は簡単な中国語(台湾華語)会話はできますが、流暢ではありません。ですから中国語訳を入れた教材が強い味方です。パワーポイントを見せながら、「日本の高校生の1日」について紹介したり、
日本語学習歴のある国語の先生が、日本語と中国語で意味の異なる単語を紹介するのをサポートしたり、
紅葉狩りの季節には動画で京都の紅葉の様子、折り紙で紅葉作りを紹介したりしました。
「日本の高校生の1日」を紹介すると、生徒が必ずいう言葉が「好羨慕喔!(羨ましい!)」何がって? 台湾の高校より、登校時間が遅く、授業終了時間が早いこと。潮州高校普通科の生徒の登校時刻は、朝7:30。それから校内を清掃して、8:10に1限目開始。1時間の昼休みを挟んで、授業は8限目終了の17:00まであります。台湾に対して、「のんびり、ゆったり」というイメージを持つ人も多いですが、高校生は大変なんです。