フィリピンのクリスマスを祝う期間はとても長く9月からクリスマスソングが流れ始めます。12月は教会でのイベント・チャリティー、授業中でのクリスマスパーティーなど行事が目白押しです。
ここファンGマカラエグナショナルハイスクールでは、学校の敷地内にリサイクル品のみを利用した飾りつけを先生・生徒が協力して作成しました。青い空・緑の木々・30度を超える気候の中でのクリスマスシーズンです。
担当している日本語クラスではパーティーに参加させて頂き、生徒とのプレゼント交換やゲームを楽しみました。CP(カウンターパート)の先生のはからいで食事の前に普段のお祈りではなく、日本の「いただきます」の紹介をしてすべての命に感謝する日本の心について紹介しました。
また、10年生(高校1年生)の少人数のクラスの生徒からブレスレットのサプライズプレゼントがありました! これは本当に嬉しかったです。一生懸命選んでくれた生徒の姿が浮かび、日本語パートナーズとして活動する私にとっては何よりのプレゼント。ダイヤモンドより価値があります。
各家庭や町中ではクリスマスツリーではなくフィリピンの伝統的な飾りのパロルと呼ばれる星形の飾りが主流です。貝で出来ていて可愛く素敵です。
CPの先生にクリスマスチャリティーにも連れて行って頂きました。海沿いの小さな漁村に暮らす65歳以上の人たちへのコミュニティサービスです。クリスマスプレゼントを持って訪れ、健康診断、歯科検診を行ったほか、ヘアカットが提供されました。先生によると、この漁村のシニアは生まれてから一回も村を出たことがない人も多く美容院や病院へ行く機会もほとんどないそうです。サービスを喜んでくれる人達の笑顔を見るととても幸せな気持ちになりました。
日本では体験できないような素敵なクリスマスシーズンを過ごしフィリピンでの宝物がまた一つ増えました。