潮州高中(高中は日本の高校に相当)に赴任し、5ヶ月が経ちました。台湾の高校は、日本語は選択科目という所が多く、潮州高中も日本語の授業は週2コマ(100分)のみです。でも「一体どんな活動をすればいいの?」と時間を持て余すことはありません。日本語クラブや特別授業、課外活動を通して、生徒や先生方と交流できるからです。これは私のお世話係の李学務主任と呉国際交流担当組長、それに林校長が、「国際交流は潮州高中の教育の柱」という理念のもと、働きかけてくださるおかげです。今回はこの3名を紹介します。
李学務主任は、二児のお母さんですが、残業、休日出勤をバリバリこなしています(実のお母様のサポートの賜物だそう)。国文の先生で美しい中国語を話し、英語も堪能。それ以上にコミュニケーション能力が高く(話し上手、質問上手で聞き上手)、相手の国籍、性別、年齢にかかわらず、すぐに打ち解けられる人です。
呉国際交流担当組長は、教師歴20年のベテランですが、「教師は天職、年々この仕事が好きになっていく」という誇りと情熱を持った人。「様々な国の人々と触れ合ってこそ国際交流、その機会を与えるのが教師の役目」という信念を持っていて、多種多様の国際交流活動(インドネシアの民族舞踊大会、デンマーク寄宿学校生との交流など)に誘ってくださいます。
林校長のモットーは、「存好心,做好事,說好話(良い心を持ち、良い行いをし、良いことを話す)」。「一期一会」の精神を愛し、相手が誰であれ、その人との出会いを大切にする。コミュニケーション能力が非常に高く、外国人にも臆することなく笑顔で話しかける。
先生方と接していると、国際交流において大切なのは、語学だけではないと実感できます。