タイのウドンターニー県、略してUD。
タイの東北地方はイサーンと呼ばれています。タイに来る前、浦和の日本語国際センターでの派遣前研修の頃から花粉症がひどくなり、つらい毎日が続いていました。そのまま治ることもない花粉症でタイに来てしまい、それでもバンコクで数日を過ごし、相変わらずバンコクは空気が悪いなと感じながらイサーンにやってきました。5月のイサーンはまるで日本の東北の夏のようでした。めっちゃくちゃ暑かったです。
そうです、日本から来た当時は、もう30度を超すと我慢できない暑さを感じていました。それが10か月たった今では30度を超しても、夜が27度でもユックリ寝られます。人間の適応能力は素晴らしいです。
CP(カウンターパート)の先生に花粉症にいいものがタイにはありますよと教えてもらったのが、これ「ヤードム」です。鼻に挿して吸ったり、塗ったりします。
初めての経験でしたが、これが私には気持がよくて、今では手放せないアイテムになりました。気が付くと授業中に生徒が鼻に挿してそのまま授業を受けているのも見つけました。
おかげで、花粉のことはすっかり忘れていました。なにしろウドンターニーは空気がきれいで、空がきれいです。空気が悪いのは黒板の近くでチョークの粉が飛ぶ教師の机の周りだけです。花粉症はすっかり治っています。
UDに来てから早起きになりました。毎朝、朝礼と朝の挨拶当番があります。
学校には7時15分までにはいました。そのため起きるのはいつも5時45分でした。
この時間に起きて得をしたのが、UDの朝焼けを見たことです。
日本にいたときにも一度も見たこともない素晴らしい自然美を毎日堪能することができました。おかげで写真を撮ることが上手になりました。
タイの学校生活では日本にいたときにはない不自由さが色々とありましたが、それをタイの自然が癒してくれました。ありがとうタイの太陽です。