日本はサッカーワールドカップでたいそう盛り上がったようですが、シンガポールではあまりテレビ中継がなかったので近くのコミュニティセンターまで行って日本代表を応援していました。ベルギー戦はシンガポール人も応援してくれたのですが(涙)。
6月の前期中休みを使って、派遣校の「桜蘭日本文化クラブ」では新入部員の親交を深めるためにボンディングキャンプを実施しました。チームに分かれ、3日間を通してゲームやダンスでポイントを競い合いました。チームは差し入れメニューから名前を取って「玉子、団子、から揚げ、すし、枝豆」の5チーム。「団子、団子」、「玉子、玉子」など自分のチーム名を連呼して盛り上がりました。
その中で上級生による折り紙、ダンスなどのワークショップも開かれました。私は映画と暑中見舞いのワークショップを手伝いました。映画ワークショップでは、日本映画史の紹介や映画にちなんだ日本語レッスン、映画鑑賞を行いました。学生達はやはり日本のアニメが大好きです。鑑賞した映画は上級生が議論の上でアニメ版「時をかける少女」を選びました。このアニメが30年以上前の同名映画とストーリーがつながっていることは知らなかったようで、教えてあげたらみんなびっくりしていました。
「暑中見舞いワークショップ」は私の提案で時間を作ってもらったものです。ひらがなやカタカナを書くのも初めてという学生も多い中、「暑中お見舞い申し上げます」の1行をお手本を見ながら何回も練習して書いた後、思い思いのイラストを添えてくれました。
33人の学生が書いた暑中見舞いは、私が勤務していた静岡県の中学校に送りました。どんな返信が返ってくるか、またこちらの学生たちがそれらにどんな反応をするかとても楽しみです。