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トゥティ先生のお誕生日会

今日はカウンターパート(CP)のトゥティ先生のお誕生日会についてご紹介したいと思います。


シドアルジョ国立第3高等学校日本語科3年生の生徒たちは来年卒業ということで、約2年半の間お世話になった日本語科のトゥティ先生のお誕生日会を企画しました。

日本の高校で先生のお誕生日会を教室ですることは少ないと思いますが、インドネシアでは特に生徒から慕われている先生には、生徒たちが先生のお誕生日会を教室で開きます。

今回、日本語科のCPトゥティ先生のお誕生日会を開くということで、生徒たちの仲間に加えてもらいました。生徒たちは先生に内緒で教室の飾りつけ、バースデーケーキ、当日披露する歌や踊りの準備を進めます。私はお祝いと感謝のことばを色紙に寄せ書きする日本の習慣を提案しました。インスタントカメラで生徒たちを撮影し、色紙にメッセージを書いてもらいました。

生徒たちがそれぞれ感謝の気持ちを寄せ書きしてくれた色紙を、教室でプレゼントしました。先生も大感激! 今は先生のデスクに大切に飾られています。

当日私は休み時間に生徒たちが教室で準備する間、先生の引き止め役を仰せつかりましたが、拙いインドネシア語なので話がすぐ尽きてしまい、先生が教室に行きそうになりお誕生日会を危うく台無しにするところでした。

準備が整い先生と教室に向かいドアを開けると、真っ暗な教室にキャンドルライトのバースデーケーキが現れ「ハッピーバースデー」の大合唱!


真っ暗な教室にキャンドルライト輝くバースデーケーキを持った生徒代表が先生の前に現れ、ビックリ!顔の先生。サプライズは大成功でした。

そして、生徒たちからお祝いのことばの嵐、次は歌や踊りの披露があって大盛り上がり、最後は記念撮影。もちろんケーキは先生が切り分けみんなで一緒に美味しくいただきました。


お誕生日会の写真撮影は集合写真から始まって、次に先生と生徒とのツーショット写真が延々と続き、バースデーケーキを落としはしないか?とひやひやしました。

休み時間はとっくに終わっていましたが、生徒たちと先生が笑顔に包まれた心地よい心温まる時間でした。日頃からお世話になっている大好きな先生のお誕生日を手作りでお祝いしたいという生徒たちの温かい気持ちに触れ、私も嬉しい気持ちでいっぱいになりました。今後もインドネシアの方々の思いやりの心をお伝えできるエピソードをご紹介していきたいと思います。ありがとうございました。


そして今度は何と授業が終わって教員室に戻ると、同じ日本語科のCPリズキ先生からのサプライズでまたまたお誕生日会がスタート! 同僚の先生方と一緒にお祝いをして記念撮影をしました。
Writer
インドネシア 東ジャワ州
堤 慎一さん

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