マレーシア4期の丸山です。
ついこの間マレーシアに到着したところだと思っていたのに、早や赴任校との別れの時が来てしまいました。
活動中は幸いなことに苦労らしい苦労は感じることなく過ごすことができました。住んでみて改めて感じたマレーシア人の最大の魅力は、「怒らない、焦らない、走らない」ところです。滞在期間中に、大声で怒鳴ったり、パニックになって大騒ぎしたり、急いでバタバタと走っている人を一切見ることがありませんでした。日本に比べると不便なこともたくさんあるはずなのに、のんびりとマイペースで物事を進めて最終的には絶妙なタイミングで問題を解決してしまうマレーシア人はすごいと思いました。
複合国家で様々な文化や宗教を持つ人々を受け入れ、共存しているため、人に対してとても寛容なところも印象的でした。赴任当初は周りに何もない不便な所で8ヶ月もやっていける自信がなかったのですが、3ヶ月を過ぎたあたりから、ほとんどの教職員の方々と顔見知りになり、学内での楽しみも増え、週末にクアラルンプールに行くのを心待ちにしていた頃とは明らかな心境の変化に、「住めば都」を体感しました。それは何より周りの方々が温かくて優しい人ばかりで、困ったことがあると皆で連携してサポートしてくれたからだと思います。
学内で産まれた子猫も滞在中にこんなに成長しました
活動前に「笑いの絶えない楽しいクラス作り」を目標としてのですが、私自身が日々の生活を心から楽しんでいたのと、生徒たちがとても素直で好奇心旺盛だったため、自然と毎回笑いが起きました。最終授業では生徒たちが手作りのメッセージカードを作ってくれて、中にはお小遣いで買ったプレゼントまでくれる子もいて、本当に感激しました。
日本語パートナーズとしての活動の機会をいただいたことに心から感謝しています。ここで得たたくさんの人達との繋がりを大切にして、今後も日馬交流に役立てるよう自分なりに活動を続けていきたいと思います。