フィリピンの移動手段といえば、ジプニーとトライシクルです。
ドライバーの好みやセンスによって、色やデザインも違います。とてもシンプルなものもあれば、派手に装飾されているものもあります。
マニラのような都心ではバスや電車、タクシーがありますが、私の派遣先には、そのような移動手段はありません。長距離バスは日本の観光バスのような大型バスが走っていますが、普段の交通手段としてイメージする日本のようなバスはありません。
また、ビナロナンに派遣されてすぐのことですが、市長への挨拶後、市長を含め、街の住民の方々が多く集まる町会があり、カウンターパートの先生に連れられ参加しました。タガログ語だったため、ほとんど理解はできませんでしたが、この町にも、Grabを取り入れていくといった話で、グラブトライシクルを導入するという内容でした。
Grabとはタクシーや一般自動の配車サービスで、アジア各国で利用されている配車アプリです。GPSと連動し、利用者が指定した場所までタクシーが迎えに来てくれるうえ、事前に運転手の名前や顔写真、目的地までの料金も確認できます。
地方では、無縁のGrabと思っていましたが、この話を聞いてから3ヶ月。ついにアプリのダウンロードのお知らせの掲示がされ、グラブトライシクルも準備が整っているようです!
トライシクルという名前だけあって、やはり三輪。ちょっと車輪が小さい気もしますが、両サイドが空いており、普通のトライシクルよりも開放感がある作りになっていて可愛いフォルムをしています。
都心を走るGrabとはまったく異なりますが、地方ならではというか、この新しい乗り物にワクワクします。まだ走っているところを見たことはありませんが、滞在中に一度は乗ってみたいなと思っています。