北ミナハサ県に赴任している、吉野です。ここは、日本語パートナーズ(NP)が初めて派遣される地域です。スラウェシ島の北部、中心地のマナドから車で1時間ぐらいです。
この地域には日本で働いたことのある人たちもいて、日本のことが好きな方がたくさんいます。「日本について教えて!」と、生徒だけでなく、先生方、街の方にまでも聞かれる日々です。NPとしては嬉しい限りです。
私は2つの学校に派遣されています。
1校目はアイルマディディクラバット専門高校。
元気な生徒がたくさんいて、毎回、日本や私に関する質問が出ます。唯一、彼らが恥ずかしがる時、それは、私の前で日本語での会話をすること。そして、私と会話をすること。彼らにとって、私が初めて会う日本人なので、なるべく多く、コミュニケーションを取る機会ができるようにしたいです。
「日本の遊びがしたい!」という生徒の声を聞いて、スイカ割りをしました。
2校目は、アイルマディディ国立第一高校。
こちらでは、NPが来るということで、『日本語クラブ』ができました。当初、生徒が来るか心配でしたが、当日になってびっくり!70人を超える生徒が集まりました。
「日本文化ならなんでもいいです!教えてください!」
この言葉は、実際に生徒から言われた言葉です。
おりがみをしたり、日本の歌を歌ったり、日本料理を作ったり。
また、日本の高校や、朝ごはんについてなど、私が日本で経験してきたことを中心に、日本語クラブで話しています。いろいろなことを少しずつcoba(試す)する形にしていこうと思います。
どちらの高校でも、「将来、日本に行きたい!」という夢を持つ生徒がたくさん。「日本人」としての自分の存在が、彼らにとって大きな存在であるのだなと感じる毎日です。距離としては遠い日本ですが、親しみでは近い日本となるよう、6ヶ月間活動していきます。