今は乾季であり、朝夜は涼しく感じるものの、日中は30度近くまであがる日もあります。汗が額から滴る大みそかは、初めての経験です。 寒い寒いと言いながら年を越すのが、なんとも恋しく感じるものです。
ところで、日本の年末年始には面白い文化が満載ですよね。 パドュンナーリ学校では、正月に関連した文化紹介を行いました! 今回はその様子をお伝えします。
(1)年賀状交換
年賀状紹介では、送る意味や、書き方などを教えました。
今年の干支は猪だよ、と教えると生徒は、「???」という顔をしていました。実は『猪』は日本の干支であり、本来の中国由来は『豚』であるそうです。予期せず日本の文化について、私自身も学ぶことができました。
せっかく書いた年賀状は、現在インドネシアのバンドン市に派遣されている、日本語パートナーズ(NP)の加藤さんの学校の生徒と交換しました。「日本語」を使い、国境を越えて交流する良い機会になりました。
(2)大みそか
大みそかの紹介では、大みそかの過ごし方や、年越し蕎麦について教えました。
「タイでは大みそか何をしますか?」と、生徒に聞いてみると、「私は寝ます。」と、答えてくれて、クラス中が笑いに包まれました。
その後に、年越しそばならぬ、『年越し味噌ラーメン』を作りました。
年越し蕎麦を食べることで、長寿になれる事や、完食すると金運が上がる事も教えたからか、全て食べ終わった男子生徒が、「来年はお金持ちだ!」と嬉しそうに言ってきました。 なんとも微笑ましかったです。
(3)凧揚げ
年始明けの授業では、凧揚げをして遊びました。タイにも凧があり、凧の作り方や遊び方は似ているそうです。この日はあまり風がなく、生徒は必死に走りましたが、上手く飛びませんでした。それでも、生徒達は楽しそうに文化を体感していた様子でした。
日々の授業ももちろん大切です。ですが、「本気で楽しむこと」も大切にしてほしいなと思っています。