各国で活躍しているNP (日本語パートナーズ)の様子はSNSからチェックしています。そこで、他国の日本語クラブの様子が知りたい、生徒たちにも海外の日本語学習者の様子を知ってもらいたいという思いが湧いてきました。
同郷の静岡にタイに派遣されているNPが居たことを思い出し、SNSから探し出しました。連絡がついたタイの澤口さんに「生徒同士で日本語を使って、ビデオレターをしてみませんか?」と声をかけたところ、快く了承してくれました。私たちは渡航前に静岡県庁で一度だけ顔を合わせています。しかし、お互いの顔も名前もよく覚えていません。まずは私たちがテレビ電話であいさつをかわしました。そして、生徒たちの個人情報の取り扱い、動画ファイル形式や受け渡し方法などのルールを決めました。
まずは、インドネシアの日本語クラブの生徒たちからスタートです。課題は「夢」。挨拶に始まり、お互いの名前と将来の夢を伝えるビデオレターを作りました。心理学者とアニメーターが人気でした。私は完成した動画ファイルを澤口さんに送りました。
次はタイの生徒たちの番です。タイの生徒たちもビデオレター制作を楽しんでくれたと澤口さんから聞き、ひと安心です。タイの生徒のなりたい職業は、「先生」「観光ガイド」が多かったです。さすが観光大国タイだと思いました。生徒たちの笑顔もとても素敵でした。
今度は、タイからきた返事を、生徒たちに見てもらいました。動画を再生すると、みんなパソコン画面に食いつくように集まり、タイの生徒に興味津々だったと感じました。「警察官(になりたいって!)」「かわいい」などと日本語で感想を述べ合ってました。
国立第9デポック高校の日本語クラブの生徒は、外国へ行ったことがありません。このような取り組みで、海外の日本語学習者とつなぐことがとてもうれしいです。タイの澤口さん&CP(カウンターパート)の先生、ご協力ありがとうございました。