私の派遣校である西苑高校は中高一貫校です。
この時期になるとほとんどの高校三年生と中学三年生は余裕がある時間が多くなります。
台湾の高校三年生は1月と7月に日本でいうセンター試験のような大きな試験があります。台湾の学校は9月から新学期が始まるので1回目の試験は1月です。高校三年生の新学期が始まってから受験日まであまり時間がないので、台湾の高校生は二年生の後期から受験勉強を意識し始めます。なので、学校の卒業旅行も二年生のうちに行きます。
1月に試験を受け、その後にそれぞれが希望している大学で面接を受けます。ほとんどの学生がこの第一回目の試験で大学を決めるようです。なので、現在は学校に来ても決まった大学からの課題をしたり教室で映画を観たり、スマホゲームをしたりして自由な時間を過ごしている生徒が多いです。しかし、7月の試験にもう一度挑戦する生徒は、今も一生懸命勉強しています。時々、図書室に行くと頑張って勉強している三年生を見かけます。
高校三年生の選択授業(運動や健康について考える授業)に参加し、宮城の名産『ずんだシェイク』を一緒に作りました。まずは、ずんだって何……?という話から始め、実際に一緒に作って、最後には日本の食生活について紹介しました。
また、5月には中学三年生が高校生になるための入学試験がありました。中学生は受験を受けてから卒業するまでたったの3週間しかありません。その3週間で、勉強から解放されクラスメイトと自由な時間を過ごしています。また、中学生は日中の授業がある時間は携帯電話を持ってきても、先生が回収するため使えません。なので、高校生のように自由に携帯電話が使えないので映画を観たりカードゲームをしたりして過ごしていました。