「先生、今日は生徒は授業に来ません!」「明日は授業がありません!」
ピサヌローク県のナコンタイで“日本語パートナーズ”活動を始めてから早くも2か月が経とうとしていますが、この2か月でこの言葉をよく聞いた気がします。
ナコンタイ学校は日本の学校と比べてとても行事が多いです。今回はこれまでに行った4つの行事を紹介します。
まず初めに托鉢です。托鉢は毎週あります。朝お坊さんが学校まで来て、生徒に教えを説き、生徒と共にお経を唱えます。そして、瞑想をした後に、生徒1人1人がご飯を差し上げて徳を積みます。
2つ目は、流しそうめんです。他校の校長60名が学校を見学しに来た際に、日本語専攻の高校2年生が流しそうめんを紹介しました。タイ人は濃い味が好きなので、めんつゆをどの程度薄めるかがとても難しかったです。
生徒は休みの日に自主的に流しそうめんの準備をしました。
3つ目にワイクルーです。6月13日(木)はワイクルーの日でした。この日は、生徒が先生に尊敬の念を表す日で、生徒が先生に花を渡しました。また、各クラスが花を使った作品を作り、その奇麗さなどを競い合いました。生徒は前日の午前中のみで花を作り上げており、非常に驚きました。
最後に、七夕祭りです。日本語専攻の高校生が中学生や先生に向けて、七夕や日本文化、日本の食べ物の紹介を行いました。生徒は5月から放課後や授業の時間を使って、毎日準備しました。
上記に挙げた行事以外にも様々な行事がありました。確かに、行事やその準備によって授業を行えない日もありますが、これらの行事を通して生徒の自主性、協調性、創造性が身につけられていくのだと思います。また、タイ人の優しい性格はこのような学校生活からも培われていくのだと、日々感じています。
この2か月は人生で初めての文化をたくさん経験し、タイのファンになりました。これからの8か月間はもっと日本のことを紹介し、日本のファンを増やせるように頑張ります!