こんにちは。スリン県に派遣されている若林です。最近は辛い食べ物にも慣れてきて、ヒーヒー言いながらも、おいしいタイ料理を食べて毎日元気に過ごしています。
さて今回は2つの学校行事を紹介します。
1つ目は6月26日の「スントンプーの日」です。タイのほとんどの学校で行われています。この日はタイの有名な古典詩人である、スントンプーの誕生日です。彼はタイで最も偉大と言われている詩人であり、タイでは誰もが知っている人物です。私の学校では、タイ文字の美しさを競うコンテスト、絵画コンテスト、生徒たちの劇やダンスと歌、そして先生たちのファッションショーがありました。
生徒たちの劇は、ユーモアに溢れており、見ていてとても面白かったです。全校生徒の前でも堂々と演技をして笑いを取っていく姿は、とてもかっこよかったです。そして先生たちは、タイの伝統衣装を着ました。王様の時代に合わせていろいろな種類の衣装があり、先生たちもノリノリで楽しんでいました。
2つ目は、学校の厄払いです。この地域の中高生はバイク通学をしている生徒が多いです。そして、最近生徒のバイク事故が続いており、急遽お坊さんを学校に呼んで無事を願うことになりました。近隣の町から約40人のお坊さんが訪れ、先生や生徒みんなで喜捨を行いました。お坊さんには、お米、お金、牛乳、花など様々なものをあげます。喜捨をするときは、みんな靴を脱ぎます。お坊さんは靴を履いていないからです。
この日はタイの仏教文化が人々の生活に深く根付いていることを実感しました。日本にはない習慣なので少々戸惑いましたが、私も、生徒が事故なく毎日を過ごせるように祈っています。
タイに来てから早2か月が過ぎました。タイの生活にもっと溶け込めるように、これからも一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。