こんにちは。
トレンガヌ州SBPIバトゥラキット校に派遣されている土屋なつみです。
今回は帰国まであと1か月ということで、
任地に約7か月間滞在して感じたことをつづっていきたいと思います。
私は今まで何か国か海外に行ったことがありましたが、
実は今回来たマレーシアは初めてのアジア圏でした。
そんなマレーシアという国は多民族国家として知られています。
しかし、私の学校がある東海岸はほぼマレー系の方しか見かけません。
そして私が住む地域はなんといっても田舎なので、
牛やサルがいたり、庭のココナッツを収穫してそのまま飲んだりと、
クアラルンプールに比べると雰囲気や流れる時間の感覚などまるで違います(笑)
交通手段は基本的にバスや電車はないので、
Grab(グラブ)と呼ばれるタクシー配車アプリを使って移動します。
そのため、毎回誰かしらに頼らなければならず、
最初は買い物や病院に行くにも不便だなぁと感じていました。
しかし約7か月滞在した今、感じることは
そんな不便さの中だったからこそ、周りの人に助けられて
感謝の気持ちを持ちながら日々接していくことができたということです。
イスラム教には相互扶助の教えがあるので、
周りの先生や生徒、Grabのドライバーさん、偶然会ったお店の人までも
「困った時はいつでも連絡してきてね!」といつも惜しみなく私を助けてくれました。
町に出れば、
「マレー語話せるの?上手だね!」
「すみません。一緒に写真を撮って下さい!」
などと気さくに声をかけられ、そこにいるだけで喜んでもらえました。
その度に「私って一人じゃないんだな~」と感じることができて嬉しかったです。
異文化の中で暮らすことは決して楽しいことばかりではありませんが、
私は今、この地域に来ることができてよかったと心から思っています。
最後の最後までお世話になった恩返しを少しでもしていければと思いながら
今日も南国の風に吹かれています。(笑)