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一見『不便』のその先に

こんにちは。
トレンガヌ州SBPIバトゥラキット校に派遣されている土屋なつみです。

今回は帰国まであと1か月ということで、
任地に約7か月間滞在して感じたことをつづっていきたいと思います。

道路と牛の絵が描かれた道路標識の写真
よく見る牛注意の看板。バッファローが出現することも。
渋滞の先を見ると牛の行列が道路を横断してたなんてことも(笑)

私は今まで何か国か海外に行ったことがありましたが、
実は今回来たマレーシアは初めてのアジア圏でした。

カウンターパートの先生と土屋さんの写真
4月。体育祭の優勝カップを持ちながらCP(カウンターパート)の先生と。
長袖長ズボンで3日間頑張りました(笑)

そんなマレーシアという国は多民族国家として知られています。
しかし、私の学校がある東海岸はほぼマレー系の方しか見かけません。

先生がたと撮影した記念写真
6月。学校でのハリラヤのお祝いで先輩の先生達と。
いつも「なつみ、もうご飯食べた?」と声をかけてくれます。

そして私が住む地域はなんといっても田舎なので、
牛やサルがいたり、庭のココナッツを収穫してそのまま飲んだりと、
クアラルンプールに比べると雰囲気や流れる時間の感覚などまるで違います(笑)

交通手段は基本的にバスや電車はないので、
Grab(グラブ)と呼ばれるタクシー配車アプリを使って移動します。
そのため、毎回誰かしらに頼らなければならず、
最初は買い物や病院に行くにも不便だなぁと感じていました。

現地の男性と撮影した記念写真
いつも親切なGrabのドライバーさん。
20年前JICAのプログラムで日本に滞在されていたらしく
なんと今でも日本語が話せます!

しかし約7か月滞在した今、感じることは
そんな不便さの中だったからこそ、周りの人に助けられて
感謝の気持ちを持ちながら日々接していくことができたということです。

イスラム教には相互扶助の教えがあるので、
周りの先生や生徒、Grabのドライバーさん、偶然会ったお店の人までも
「困った時はいつでも連絡してきてね!」といつも惜しみなく私を助けてくれました。

町に出れば、
「マレー語話せるの?上手だね!」
「すみません。一緒に写真を撮って下さい!」
などと気さくに声をかけられ、そこにいるだけで喜んでもらえました。

その度に「私って一人じゃないんだな~」と感じることができて嬉しかったです。

大勢の生徒に囲まれる土屋さんの写真
人生初のサイン攻め(笑)

異文化の中で暮らすことは決して楽しいことばかりではありませんが、
私は今、この地域に来ることができてよかったと心から思っています。

ご馳走を囲んで撮影した記念写真
誕生日はCPの先生家族にお祝いしてもらいました。
忘れられない誕生日になりました。涙

最後の最後までお世話になった恩返しを少しでもしていければと思いながら
今日も南国の風に吹かれています。(笑)

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