シンチャオ カクバン みなさん こんにちは ベトナムのバリアに派遣されている橋本です。
よろしくお願いします。今月は、「ベトナムの学校施設って日本の学校と比べて何が違うのか。」ということで紹介させていただきます。
私が、通っている学校はホーチミンより2時間程度のバリア市にあるバリア高校です。町自体省都になっていますので都会でもなく田舎でもなくといった感じです。まずは、正面玄関です。なかなか重厚感がありますね。ガードマンもいますから、不審者の侵入はできないようです。
生徒は90%以上が単車で通学しますから、このように自転車置き場ではなく単車置き場があります。なんでも、ベトナムでは、50CCの単車は免許がいらないようです。単車を運転するときは、先生方も生徒も長袖で顔はマスクや帽子をかぶって完全武装です。
学校の中には、先生方の職員室はありますが、日本のように教師1人に机は割り当てられていません。教科書や資料などはかばんに入れてそのまま教室に移動します。職員室は、長机・いすと連絡黒板など最低限の必要なものしかありません。保健室・事務室・理科室(化学室・温室)・校長室もあります。購買部もあり、ノートやえんぴつなどの文房具はもちろんお菓子屋を買ったり、コピーもできます。生徒は、長い休み時間になるとジュースやお菓子を買って食べています。
さて教室ですが、黒板やいすや机は日本と同じなのですが、黒板の半分を電子黒板が占めています。
これにより、何かの説明をするときはユーチューブを見ながら授業をすることができます。音楽を聴いたりゲームもできるので授業の幅は格段に広がります。大きいので後ろの生徒もはっきり見ることが出来ます。1クラス40人~43人で構成されています。日本語を選択しているクラスは女子が多いように感じます。
天井には大きな扇風機が4台、側面には2台の小さな扇風機がついています。どこに座っても、涼しい風が吹いてきます。
運動場もありますが、日本のように整備されていません。石がころがっているところもありますから、運動するときは注意が必要です。バレーコートもあります。体育館もありますが、どちらかというとホールといった感じです。
最後にどうしても紹介したいものがあります。ベトナムの学校はチャイムが鳴りません。
「きんこーんかんこーん」懐かしいですね。それでは、どうやって授業の終わりを知らせるのでしょう。
答えは、「たいこ」です。それも格式のあるたいこです。日本人が、うらやましがる設備もありましたね。反面、日本では「なぜそんなものがあるのだろう」と思われるものもありました。それぞれに、違いを感じることができれば良しとしましょう。