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授業内で感じたカウンターパートの先生とのギャップ

派遣期間も半年を過ぎ、残り4か月になりました。今回は、これまでに感じたCP(カウンターパート)の先生とのギャップを2つ紹介します。

1つ目は、小テストの時間についてです。例えば、ひらがな46文字の小テストでCPの先生は40分でやると言いましたが、私は10分程度で十分だと言い、意見が分かれました。私としては、覚えてないことは時間をかけてもしょうがないので、すぐ授業に入りたかったのです。

2つ目は、ひらがなを勉強していない週1回の生徒に、ひらがなとローマ字でノートを取らせることです。授業の最初に、教科書の短い会話と単語を最初にノートに移しますが、慣れないひらがなを書くので、それだけで20分ほどかかってしまいます。私は、ローマ字だけを書いて、もっと「話す・聞く」の活動に時間を使いたいと考えました。

さて、このギャップと私がどのように向き合ったかというと、まずは率直にCPの先生と意見を交換しました。2つの例については、CPの先生も考えがありました。小テストの件は、生徒が少しでも多く点を取れるように。ノートの件は、生徒がノートを見て日本語を勉強していると実感し、また両親や友達に見せることができるようにという考えをお持ちでした。私は先生の方針に従いつつも、少し工夫を加えることにしました。早くテストが終わって暇そうな生徒には、追加の問題プリントを配り、ノートの写しは、キッチンタイマーを使って制限時間を図るようにしています。

上記の件は1つの例にすぎず、授業を考えるときは、常日頃ギャップを感じています。CPの先生は、時間がかかってもゆっくり教え、進め方は生徒の様子を見て考えるタイプです。一方、私は計画を立て準備を行い、効率的に物事を進めるのが好きな性格です。しかし私の授業計画がうまくいかないときに、CPの先生のアイデアに助けられることもあります。これからも自分の考えが正しいと信じ込まず、タイのやり方を尊重して、謙虚にサポートできることを探していきたいと思います。

授業中に撮影した写真
生徒たちに声をかけている若林さんの写真
日本語パートナーズと生徒たちの記念写真
前任の日本語パートナーズが遊びに来てくれました。
授業を受ける生徒たちの写真
ノートに日本語を写している様子
グループになって書道に挑戦する生徒たちの写真
先日、M5(高校2年生)で初めての書道を体験しました。
完成した書道作品の写真
日本語のニックネームを漢字で書いた生徒もいました。
Writer
タイ スリン
若林 光虎さん

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