ジャカルタから、新年明けましておめでとうございます! インドネシア語では「Selamat tahun baru」といいます。大晦日には、街のあちこちで新年を祝う花火が夜空に舞っていました。でも元旦に、大雨のため洪水に見舞われるというハプニングが。でも私の住むアパートも、学校も無事で何よりでした。雨季になるとよくあることだそうです。
派遣校のSMA92では約2週間の冬休みの後、年が明けた初日の授業で年賀状作りに挑戦。インドネシアと日本の高校生の文通は、私がジャカルタに赴任してやりたかったことの一つです。今は、SNSの時代で日本でも年賀状の文化は衰退してきているため、双方の生徒たちにとって貴重な経験になると思ったのです。渡航前に私の母校である横浜翠嵐高校の先生に協力をお願いし、無事、年末に年賀状が私の手元に届きました。
同封されていた高校の写真をスクリーンで見せながら学校生活の紹介もしました。
会ったこともない日本の同世代の生徒たちの手書きの文字を見て、生徒たちはワクワク。姫路城の写真やアニメの絵が付いたポストカードや、花柄のレター、折り紙の切り絵を見て、大喜びでした。
でも漢字がなかなか読めず、まず解読することが難しかったのですが、私やカウンターパートの先生に質問したり、翻訳アプリで単語を調べたりしながら、一生懸命、心を込めてメッセージを書きました。
ポストカードやレターセットを持っていない生徒が多いため、紙はコピー用紙を使用。でもそれだけだと味気ないので、色ペンやシールを使って可愛くしたり、桜のイラストを書いたり……。
特に盛り上がった話題は日本のアニメ。日本の生徒からの文面で「NARUTOは知っていますか? とても大好きな漫画です。ぜひ読んでみてください」とあると、それに呼応して「もちろん、知っています。日本の漫画は大好きです。私もいつか日本に行きたい」とノリノリで返信する生徒も。
日本のアニメは、外国の若者たちのハートをつかむ魅力的な文化なのだと再認識しました。これを機に、インドネシアと日本の高校生との交流が始まると嬉しいと思っています。