ベトナムに派遣されている鎌田です。 今回は、私が日本語の授業で意識していることについて紹介します。
中学1年生は「ひらがな」の次に「カタカナ」を勉強しますが、カタカナは書き順を間違える生徒が多いため、カタカナ練習シートで書き順を勉強しました。
![派遣先の生徒たちの写真](/assets/uploads/sites/2/2020/02/200202-1.jpg)
![カメラに向かって笑顔を向ける生徒たちの写真](/assets/uploads/sites/2/2020/02/200202-2.jpg)
まず、練習シートを番号順になぞって書き順を覚えます。次に、指で空中に大きく文字を書きます。各自のノートに50⾳を書いた後に、一人ひとり⿊板にアルファベットを書きました。
![授業中の指を掲げる生徒たちの写真](/assets/uploads/sites/2/2020/02/200202-3.jpg)
![黒板にカタカナを書く生徒の写真](/assets/uploads/sites/2/2020/02/200202-4.jpg)
最後に、自分の名前をカタカナで書いて欲しいとの要望が出たように、生徒も楽しくカタカナを勉強できたと思います。
![席を回って生徒の名前を書く鎌田さんの写真](/assets/uploads/sites/2/2020/02/200202-5.jpg)
中学2年生になると形容詞述語文を勉強し、日本語の表現力も豊かになります。
一方、日本語は第二外国語のため、この時期から勉強する子としない子の差が拡大します。
だから、CP(ベトナム人の先生)と私は、生徒に日本語に興味を持ってもらうために、いつも「楽しい」授業を心がけています。
!["笑顔の先生と生徒たちの写真](/assets/uploads/sites/2/2020/02/200202-6.jpg)
新しい言葉や表現を覚えることの楽しさ、日本語を使うことの楽しさ、自分の言いたいことが言えた時の嬉しさ等を伝えるために、教科書の補助教材も考えています。
特に形容詞は目に見えないため、補助教材は大切だと思います。
![黒板に貼られたイラストと言葉で日本語を学ぶ生徒の写真](/assets/uploads/sites/2/2020/02/200202-7.jpg)
形容詞をイメージする絵を作成し、名詞と組み合わせ、更に述語も〇(肯定)と×(否定)を加えて、生徒同士で楽しめるように授業を進めました。
![絵を掲げる生徒と、バツの表示をする生徒の写真](/assets/uploads/sites/2/2020/02/200202-8.jpg)
気が付いたら、形容詞「大きい」を伝える時には、私のジェスチャーも自然と大きくなっていました。
![教壇で大きく手を広げる鎌田さんの写真](/assets/uploads/sites/2/2020/02/200202-9.jpg)
私と生徒との日本語/ベトナム語での会話は、まだまだ不十分です。言いたいことが言えない、伝えたいことが伝わらない「はがゆさ」を感じています。生徒たちが日本語を勉強するように、「私も生徒と会話するために、もっとベトナム語を勉強しなければ」と感じています。
![鎌田さんと生徒たちの記念写真](/assets/uploads/sites/2/2022/06/200202-10_re.jpg)